あんちょび さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
UN-GO
坂口安吾の原作を独自にアレンジしたオリジナルストーリー。
”終戦”を迎えたばかりの近未来の東京を舞台にしています。
主人公の[結城新十郎]、その相棒の美少年[因果]。
因果には「1問だけ質問に答えさせる」という特殊能力があります。
彼らはその力をもとに様々な難事件を解決していきます。
そしてメディア王[海勝麟六]と対決して真実を求めていきます。
海勝麟六は明晰な頭脳と膨大な情報の持ち主で難事件を次々と解決していくのですが
事件の真相は公にせず"美しい結末"に収めようとしている食わせ者。
新十郎達は本当の真実は何なのか求めていきます。
内容は特殊能力を用いた推理モノ。
しかし推理要素だけでなく登場人物達の人間ドラマなどを楽しむ作品でもあるかなと思います。
特殊能力が多く使われるのでオカルト要素が含まれていますがそれはそれで面白かったです。
最終的には因果の特殊能力で解決というオチもなかなかのスッキリ感が味わえたかも…(笑)
この作品のテーマは真実についてといったところでしょうか…
登場人物達の台詞などに色々と考えさせられました。
美しい結末に収めようと真実を隠そうとする者、真実を暴こうとする者
それぞれの思想があり一概に何が正しいというのは難しいですね
人には人の数だけ色々な答えがあると思いますが
UN-GOという作品に出会ったからこのようなことを考えているわけで
やはりアニメとか人の作るものは凄いなと思いました。
(話がレビューからズレてしまいすみません…)
こんな風に述べてますが純粋に因果が解決しちゃう所とか
風守や別天王など違うキャラが出てくる所などストーリーを楽しんで観ておりました。
OP,EDどちらとも凄く好きで飛ばさず聞いておりました。
作画は嫌いじゃないかなという感じです(笑)
劇場版の『UN-GO episode:0 因果論』は
新十郎と因果の出会い、それと2人の最初の事件を描いた物語です。
時系列で言えばこちらのほうが先となります。
こちらから観たほうがわかりやすいという声が多いかな…?
アニメと劇場版共に観てみて下さい。
{netabare}メモ…"φ(・ェ・o)
*原案:小説家坂口安吾『明治開化 安吾捕物帖』『復員殺人事件』
*監督:水島精二
*主題歌
オープニングテーマ
「How to go」- School Food Punishment
エンディングテーマ
「Fantasy」- LAMA{/netabare}