四畳半愛好家 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
桂言葉はヤンデレキャラじゃない(制作側曰く)
本当にそう思う。(以下、完全にアニメのみの評価)
彼女はあくまで壊された被害者だと思う…
彼女がおかしくなってしまったのは、彼女の周りにいたクソキャラどものつまらんいじめや、いじめに耐える最後の支えになっていた誠と、信じていた世界の裏切り行為による。ヤンデレの定義からは逸れていると思う。
最初にクソ男を選んでしまったのが運のつきだったのか…
アニメ史上最も殺意を向けられている主人公であろう伊藤誠だけでなく、学校に通うほとんどのキャラがクズだった印象的な作品。
観てて辛くなるけど、凄い作品なのは間違いない・・・。
以下ネタバレ付き メインキャラ紹介
{netabare}
伊藤誠:女を引き寄せるフェロモン魔人。真正のクズ。フェロモンは女だけでなくクズも多く引き寄せる…。エロ猿。マコトシネ
デート中に相手を楽しませる努力を一切行わず、自分の性欲を満たすことしか考えていない…故に相手の趣味や嗜好に一切の興味を持たない。
初期のデートが疲れるっていう気持ちは分からなくないが、相手を微塵も楽しませる努力をしていない時点でそういうことを思っていい段階に達していない…。不人気投票 当然の1位
個人的に印象深い誠の発言集
6話:世界が誠との関係を正直に言葉に話そうと提案した際
「言葉怒るよぉ」本当に情けない…。
7話:友人との雑談
「そのゲームの主人公がホント駄目人間でさぁ」 お前が言うな
10話:
「とか言って、実はキヨウラも俺のこと好きだってりして~。
キス、気持ち入ってた」不快極まりない
11話:「世界の事なら俺のせいじゃないよぉ!」いや、おまえのせいだろ。
マコトシネ
世界:好きな相手を奪いたくなる…気持ちは分かる。
でも、そもそもこいつがくっつけたんだよなぁ…。
言葉が信頼してしまうのも仕方ないし…どう考えてもクズだなぁ
不人気投票、誠と並んで断トツの2位
言葉:かなり純情な普通のヒロイン?
デートで誠にスルーされても話しかける辺りが、観ててきつかった。
特に何もしてなくても嫌われる。人気投票は当然1位。
刹那:友達想いな子ではある?周りがさらっと嘘を付くので、それに振り回されてる感はあるものの、でしゃばりである。自分と自分の友人以外に攻撃的すぎる。
その他不良共:クズ。てかこんな性格悪い奴らが溢れる学校って実在するのか?
{/netabare}
取りあえず、不快な気持ちになる作品だけど、観る価値はあったと思う。
伝説に残るだけある、見応えあるゾッとする最終回だった。
「悲しみの向こうへ」はあまりにも有名な曲。
あんまり連続で観ると病むので、萌えアニメと並行して観ることを勧めておく。
声優は熱演と言える。伊藤誠を嫌いになっても平川さんを嫌いになってはいけない。
やるせない気持ちになったら、ニコニコで面白いスクイズのMADでも観ると落ち着くかも?あるいはゲームを買って綺麗な誠をプレイするとか…?