wp38 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
あくまで個人の感想
ファンタジー要素が何もないこのアニメは
現実世界の表現が通じてしまう所があると感じました。
{netabare}7話から最終話までのストーリーが特にそういう風に感じました。
仁義の為に生きる者とそうでない者。
彼らの唯一の過ちは、決して手を出してはいけないモノに
手を出してしまった事、そういう風に思います。
これまでこのアニメでは数々の死人が出ていますが、
そこに生きる者たちはそれが日常で、あのロックですら
その日常に慣れてきてしまっているなって感じます。
最終話、雪緒の死を目の当たりにしていながら、
担いだレヴィを放り出さずに見届けるだけだったので
そう思いました。
"これはアニメだから"と言ってしまえばそれまでですが、
原作を読んだ時からずっと雪緒の死が引っかかってる自分は
まだ"あっち側"には行っていない、改めてそう認識出来ました。
とはいっても、ロックよりはまだこっち側にいるってだけで、
自分が望む望まないに関わらず、いつ何時あっち側に放り込まれるか
解りませんので、日々用心ですねw
「人はサイコロと同じ。
自分で自分を自分が決めた方向に投げる事が出来る。
人はそれが出来るから自由。」
この一説が心に残りました。{/netabare}