かおりん さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
不朽の名作
【あらすじ】
「一刻館」というボロアパートに引っ越してきた青年五代裕作と、そのボロアパートの管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子の二人が描くラブストーリー。五代は音無に一目惚れするものの、一刻館の住人や、金持ちで高学歴でイケメンな恋のライバル三鷹の登場により、五代の想いはなかなか音無に伝わらない。
【みどころPOINT1:青年から男性になっていく時間の流れ】
アニメ初回放送時はまだ大学生でもなかった五代は、大学受験・大学時代・就活生時代・就職を経験して1人の男となっていき、それと同時に音無への想いも変わっていきます。こんなにも時の流れと人の想いがリンクしているアニメは無いと思います。
【みどころPOINT2:現代にはないレトロな雰囲気】
昭和ならではの恋愛アニメ、このレトロな雰囲気がこのアニメの最大のポイントだと思います。待ち合わせをしてもお店の名前をお互い勘違いしていてなかなか会えない等のもどかしい展開は現代では感じられない特別なものとなっています。このアニメを通して、「想いを伝えることの大切さ」をきっと、知ることができると思います。
【みどころPOINT3:名セリフ・名シーンの多さ】
最終回のみならず、1つ1つのお話の中に感動のシーンが潜んでいます。特に、「音無の元夫の墓に、五代が音無への想いを伝えるシーン」「五代が入院中に音無が支えてあげるシーン」「五代が犬の散歩をしているところが、音無には元夫に見えたというシーン」「音無へのプロポーズ」です。