鸐 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ポケモン映画10作目記念作品
面白かったです。
この作品の近々のポケモン映画は、どこか退屈だなあと思わせるところがあったのですが、この作品では不要な要素などなく面白みがギュッと詰まった作品になっていました。
トニオとアリスの声は引っかかっていましたが、
何より石坂浩二さん演じるダークライのかっこいいこと。
かっこいいと言えば、この作品で私が気に入っているのは、
{netabare}ディアルガとパルキアの闘いでディアルガの攻撃の逸れた弾が避難している人の近くに落ちた時、仏頂面のグレッグルの毒突きがそれを跳ね返し、仏頂面を崩さないまま、ケッと言ったシーン。
グレッグルTUEEEEEE
何このポケモン、超かっこいい・・・!!
この映画でグレッグルの登場回数なんて2回ほどしかないのですが、一番美味しいところをこのポケモンがもっていったなと思いました。
あと、終盤のサトシの台詞『パルキアの バカヤロー !!』『おまえたちのせいでみんなみんな・・・街を元に戻せよ!』
闘いが一段落して良かったねってところでいきなりふっかけるサトシ君。
そんな攻撃的な発言でパルキアがまた怒ってしまったらどうするんでしょうか、普段言わないセリフだなと思ったので驚きました。
その後、ディアルガパルキアの闘いによって起きた空間のひずみで失われた町が元に戻り、ダークライを失って完全にお通夜モードのサトシたちからのダークライ復活は胸熱でした。{/netabare}
神話になぞらえたストーリーにぴったり合った時空の塔の音色と、まさに神曲なサラ・ブライトマンの主題歌が雰囲気を盛り上げ10作目記念作品にふさわしい神秘性と華やかさを兼ね備えた作品となっていました。