Lovin さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
観た感じ
■情報{netabare}
原作:大森藤ノ
キャラクター原案:ヤスダスズヒト
監督:山本吉樹
シリーズ構成:白根秀樹
キャラクターデザイン:本木茂樹
制作:J.C.STAFF
話数:1クール全13話
OP:「Hey World」
by 井口裕香
ED1:「RIGHT LIGHT RISE」
by 分島花音
ED2:「REALIZE」
by リリルカ・アーデ(CV:内田真礼)
{/netabare}
■感想
知識:原作ライトノベル未読
鑑賞:TV放送
概要:歯磨きの話
設定:駆け出し冒険者の主人公には実は・・・
という昔ながらにありふれたファンタジー。
見所
1.2016冬期放送のコミカルなファンタジーを観て思い出そうとしたが、
口下手でチートレベルの強さを誇る金髪の女剣士、
主人公に対してやけに馴れ馴れしく逆ナンする酒場のウェイトレス、
何度観ても何の役にも立っていない一世を風靡した例の青い紐、
OPの歯磨きくらいしか思い出せなかった。
2.元々私自身の評価は高くなかったけど余りにも印象が薄かったので改めて鑑賞してみたが、
案外真面目な話だったのと新作OVAが出るらしいので私も真面目に書いてみる。
評価が良くなかった理由は多分、変顔や奇怪な言動をするヘスティア様のおかげで
コメディだと認識したのに大して笑えなかったガッカリ感だろう。
3.何度観ても何の役にも立っていない、とまで書いたが、
手芸店で購入した青い紐に「例の紐」的商品名と千円という値札を付ければ
氏ぬまで有効ななめ猫の免許証レベルのアイテムが完売と言う微々たる経済効果はあった模様。
4.序盤の山場は第3話の祭、古くは蒼い海のトリスティアにもあった良くある状況。
でもあの鉄格子、物をやり取りするには十分な隙間があったのに、
心配なら1秒でも早く渡せばよいものを躊躇った理由が疑問。
そうしないと盛り上げることができなかったのか。
5.前半の山場は第6話、やさぐれリリがデレるシーン。
でもリリの気持ちは凄くわかる、というか冒険者とは無法者のことなのかと疑う。
主人公に対してもそうだが、少しばかりの力を手に入れたやつらは
何故他人を他人として尊重できないのか。荒くれ者と無法者は違うやろ。
そしてこの辺りから北岳クラスの山がチョコチョコ続いた。
6.真面目に展開する分、波乱を持ち込むキャラが癇に障る。
遠き日に観た作品で言えばゼロスみたいな。
この作品で言えばヘルメスが一番近いけど、ゼロスよりは傍観者っぽいし、
実はもっと美しく(?)下品で癇に障るキャラ居ることは誰にでもわかる。
7.主人公の能力が能力だけに、あの方々が注目しているだけに、
爺っさの素性が読めてしまうが、鈍い私が気付いたのはクライマックス直前くらい。
8.最後まで観て反則的な強さのキャラはチラホラ居たけれども、
某ライトノベルや某漫画のように「地球は幾つあれば足りんねん」という
突込みが必要なほどの危険人物は存在しない。
ただ、酒場のウェイトレスなら前出のキャラより猫娘キャラのほうが主張してたし、
金髪エルフのほうが寡黙なくせに血気盛んで余程目が離せないキャラではあった。
対して冒険者と言えば余りの下衆さに辟易した。
■蛇足{netabare}
もうかなり以前から聴力が落ちている私は、
剣姫の「リヴェリア」が「リベリオン」と聞こえたため、
頭の内では空かさず「ヤンマーニ」が流れた。
もうかなり以前から視力が落ちている私は、
サブタイトルの「アルゴノゥト」が「アルゴノット」と読めたため、
頭の内では空かさず・・・なにもなかった。
{/netabare}