「空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ](アニメ映画)」

総合得点
72.2
感想・評価
687
棚に入れた
4056
ランキング
1189
★★★★☆ 4.0 (687)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

mrt さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いよいよ折り返し!

時系列的には殺人考察(前)のあと、
両儀式が両儀式たる物語
伽藍洞という表現がまさにぴったりのお話しです。
個人的にはサブタイトルに対する蒼崎橙子さんの言葉が強く印象に残っています。
橙子さん大好き(*^^*)

アニメの話はさておき、
両儀は太極より生じたモノですが
太極は全であり無であり宇宙であり混沌でもあります。
ぶっちゃけカオスデ~ス
それを分けたのが両儀なのでこれらは相互に対立します。
陰と陽はみなさんおわかりでしょうが
男と女、天と地、はては大と小、善と悪といった
性質的なものにまで及びます。
ところが、これらは完全に分かたれてはいません。
太極図をご存じでしょうか?
わからない方はブランドの『town&country』のロゴを思い浮かべて頂ければわかると思います(わかんなかったらマジでゴメン)。
あれは円の中に勾玉の様な形をした黒と白が存在している様子をあらわし、そして同時に、互いに小さな相反する色をした点(・)を内包しています。
これが陰と陽が移り変わることを表します。
陽は老陽と少陽、陰は老陰と少陰にわけられます。
簡単に言えば男と女で区別していたものを
より男らしい男性:女性的な男性
より女らしい女性:男らしい女性
にわけたようなものです(*^^*)
これをさらに陰と陽にわけると8種類になりますね。
これが皆さん良く耳にしたことがあるでしょう
『八卦』はっけ
というものになります
これを男女で言えば去勢したオカマとか去勢してないオカマとか面倒な話になるのでやめます。
このような経路をたどり、最終的に太極は『六十四卦』の事象:変化:物体:意味という大業になります。宇宙はこれらからできていると言えます。
typemoonの作中ではよく『根源』や『起源』等といった言葉が使われ、登場する魔術師らの多くははこれらに到達する事を目的としていますが、これこそ太極に他なりません。

この知識が、あなたが両儀式という
激しくも美しい女性の物語を楽しむためのスパイスになれば幸せです(*´∀`*)

投稿 : 2016/02/23
閲覧 : 274
サンキュー:

2

空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

mrtが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ