subaru_s さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
淡々と語るけど深い意味を持つストーリ
「おかま」という言葉は、お笑い芸人のイメージしがち。「BL」や「ユリ」系のアニメは、腐女子やオタクの妄想を満足しようとするものが多い。でも「放浪息子」は、そうじゃなかった。ただ淡々と、「女の子になりたがってる男と子」と「男の子になりたがってる女の子」の日常を、ただ語っただけの物語。「萌え」が売りつまりセールスポイントに使うことはなかった。実感がいい作だと思う。作者の志村貴子さんは、トランスの関係者だなとさえ思った。何しろ妄想だけじゃ、そんなふうな描写ができなかったと思う。お勧めの作品です。私たちみんな、ただ同じく人間なのだから。
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