かしろん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あたたかいほっこりアニメ
河地大吉は祖父の家を訪れた。祖父の葬式のためだ。
そこで見知らぬ少女と出会う。
名前はりん。どうやら死んだ祖父の忘れ形見らしい。
りんは大吉に亡き父の面影を見るのか、少しだけ心を開く。
葬式の後、りんの引き受け手を相談するが、現実問題として子供を引き取り育てて行くとなると大きな負担となるので尻込みする親族一同。施設に入れたほうが、という選択をするが、大吉はそれに反発。
「りん、うちに来るか?」
こうして、独身男30歳と6歳女の子の共同生活が始まった・・・
物語:ほのぼの子育て物語。終始「りんちゃん、えぇ娘やぁ~」という感じ。登場人物の殆どが非常に暖かく、全体的にぬくもりを感じる。
非常に優秀で有能、また人望も厚いダイキチだが、りんが胃腸風邪に罹った時に胃腸に負担となる「みかんの缶詰」をあげようとするなど、些細な事だが完璧な人間ではない描かれ方も良い。
細やかな子供の反応も巧く描かれている。
作画:綺麗な作画のアニメが多い中で特段綺麗な絵面ではないが、作品の雰囲気にあったぬくもりを感じる画だと思う。毎回画の変わるEDの劇団イヌカレーも良い。
声優:子供に子供の役を演らせる、というのはあんまり好きではないのだが、意外と頑張っている。
音楽:OPのパフィーSWEET DROPSは良い曲。ED、劇中曲は平凡。
キャラ:現実的に見ると、30歳独身男性が物心ついた6歳の女の子を養育していくなど正気の沙汰ではなく生半可なことでもないのだが、ダイキチの優秀さ、リンのしっかりさ、周りの人達の暖かさのおかげで突き放すほどの違和感は感じない。