ヤマザキ さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【追記あり】もう一歩。ただし音楽だけは☆10個。
すごく惜しい作品。
多くの方が仰っているように、最終回の前の回までは素晴らしかったのに、最後のまとめ方を間違えたように思います。それまではよかったので、敢えて物語の評価をそれなりに高くしておりますが・・・。
それを除けば作画もきれいだし、キャラも面白い(特に、東郷さんの美少女ながらしっかりギャグもこなすところは最高です)。なので、最後のまとめ方が本当に惜しまれます。
ただし、音楽はすごいですね。これには☆を10個あげたいです。戦闘シーンで使う音楽はちょっとストラヴィンスキー的というか、ワーグナー的というか、すごく好きです。
物語的にはもう観なくていいかな?と思っているのですが、音楽だけはずっと引きずっています。サントラを買って愛聴しています(^^)。
【H28.04.29追記】
いろんな方のレビューを読んで自分の頭の中をもう1回整理してみました。自分自身「最後のまとめ方を間違えた」と書いてはいるんですが、でも、そんなに「イヤな終わり方」ではなかったと思うんですよね。たしかに拍子抜けというか、肩すかし感があったのは否定しません。でも、心のどこかで「ちょっとホッとしていた」ような気がするんです。
自分の気持ちを整理してみたら、なんとなくわかってきました。このアニメはキャラの作り込みがしっかりしていたので、最終回に至る頃にはもう各キャラクターの幸せを祈らずにはいられなくなっていた。だから気づかないうちに「この娘たちが不幸になるようなバッドエンドなんて許せん!」と思うようになっていて、だからとって付けたような謎だらけのハッピーエンドでも「まあいいか」って思えてしまったのかもしれません。
ただこれって危険ではあるんですよね。だって、キャラがしっかり作れればストーリーはある程度ごまかせちゃう、ってことにもなりかねない訳ですからね。「キャラが作れればストーリーは二の次」ってのは、やはりイカンと思うのですよ。「可愛いから許す」じゃないんですから(^^;;。
まあそれはそうとして、キャラに惚れ込んでしまったわけであります。現在、「乃木若葉は勇者である」という続編?のラノベが連載中であり、順調にいけばそちらがアニメ化、なのかもしれませんが、個人的には「結城友奈は勇者である-第2期」を観たいですね。