「灰と幻想のグリムガル(TVアニメ動画)」

総合得点
87.5
感想・評価
1966
棚に入れた
9457
ランキング
153
★★★★☆ 3.9 (1966)
物語
3.8
作画
4.0
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.8

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えこてり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ゴブリンが強い

これもよくある主人公が気付いたらRPGの世界だった的な作品なのですが、
予想より斜め下という低めの球だった。
「このすば」とは対照的な作品。原作知らず、5話まで視聴。

背景美術が水彩画調でキャラデザも地味目なので全体的におとなしい感じ。
静止画多めだったり、台詞無しで挿入歌が5分フルでかかったりと、
悪い見方をすれば手抜きと言われそうだが、独特の雰囲気を醸し出している。

昨今だとぐりぐり動いて展開早い方が好まれるであろう風潮の中、
このような作品を送り出したスタッフ様の勇気には拍手を送りたい。


RPG的初期村で初心者PTを組み、最弱MOBであるゴブリンを狩りにいくのだが・・
これがめっちゃ強い。
6対1にも拘わらず互角に近い戦いをし、数人を負傷せしめ、
死んだかと思ったら最後の一撃等なかなかしぶとい。
回復魔法が無ければ判定負けだろう。

戦闘シーンも派手さはないのだけど、
各々の得物、弓に大剣ナイフでガチ斬り合いなので、
攻撃が当たったらやばい感がしっかり出ていた。
ゴブリン一体をそれらの武器で倒す事、即ち閲覧注意な予感がしたけど、
そこはある程度描写は押さえていたようだ。


ゴブリンが強いので中々金策が出来ずに困ったりと、
シビアな冒険生活が本作品序盤のテーマになっているようだ。
公式のキャッチコピーも「生きるって、簡単じゃない。」となっている。

と、ここまで書いてみたものの、他人にお薦めできるか?といわれると
「う~む」と思わざるを得ない。
4話5話で展開が多少動くので、視聴継続するかどうかはそこまで観て決めても良いかもしれない。


CVについて。男性陣4人中3名がまだちょっと違和感アリ。
ランタがSHIROBAKOのタローと完全に被っている。


------------4/10追記-------------
完走しました。
ランタに後半持って行かれた感。

BD売り上げや作画の高評価などでも分かりますが、意外な人気があったようです。
このような雰囲気でまったりした内容でも現代で受け入れられる事を証明した、
良い作品だったと思います。

投稿 : 2016/04/10
閲覧 : 206
サンキュー:

16

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