oneandonly さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
本編とのセット視聴を推奨します
世界観:6
ストーリー:7
リアリティ:7
キャラクター:7
情感:8
合計:35
「私、もっと輝きたいんです……!」
緒花たちに、喜翆荘の仲間たちに、もう一度逢いたい!!
2011年春に放送され大ヒットを記録したP.A.WORKS初のオリジナルアニメーションが、新作ストーリーで劇場アニメ化。
【ストーリー】
祖母の経営する温泉旅館"喜翆荘"(きっすいそう)での住み込み生活にもすっかり慣れた、東京生まれの女子高生・松前緒花は、
板前見習いの鶴来民子や仲居見習いの押水菜子らと過ごす毎日の中で、少しずつ変わっていく自分に気が付きはじめていた。
秋も深まってきたある日、クラスメイトでライバル旅館“福屋"の一人娘である和倉結名が、喜翆荘に女将修行にやってくる。
奔放な結名に翻弄されながらも面倒をみていた緒花は、掃除をしていた物置の中で、あるものを見つける。
(Amazonより)
キャッチしている方の評価が劇場版のほうが上だったのと、ハルヒの成功例も経験済なので、内容を記憶しているうちにと思いレンタルしてみました。66分と短いので気軽に観られます。(ただし、本編を見ていることが前提です)
全く情報を仕入れていなかったので、本編の後の話かと思いきや、時間軸は本編期間中の、緒花とその母、皐月の過去について描かれた作品です。話数で言えば21話の前くらいなので、本編を20話まで見てこれを見てから21話へという順番でも良いかもしれませんね。
ストーリーは安定していましたし、情感も{netabare}母と父の馴れ初めや緒花の名前の由来、母の輝きたいという想い、祖母(スイ)に会わずに帰るシーンなど{/netabare}じわじわ魅せるエピソードがありました。本編もこれくらい丁寧に作られれば良かったのにと思ってしまいましたね。
{netabare}次郎丸のエロ小説や、民子のホビロンも健在で(なかなか焦らされましたが、出たときには「頂きました!」という感じでした(笑))、本編ではマイナスだった部分も含めて楽しめました。豆じい(の日記)が日の目を見たのも良かったですね。{/netabare}
脚本は岡田麿里さん。本編でも良いと思うエピソード(3話もでしたが)は彼女が担当していたのを覚えていたので、調べたところ、とらドラ!やあの花、絶園、凪あすなどのシリーズ構成を担当されていました。(脚本はFate/stay nightなど)今後も注目したいです。
(視聴2016.2)