ichinana さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ゲームの方はもうちょっと「ぷに絵」かな?
祝!!原作ゲーム発売20周年記念!!!!
Leaf原作の恋愛ADVですが、本作までLeafは伝奇ものばかりだったので、当時かなり話題になりました。
Leafのゲームの多くは当時では珍しくフラグオン式で、単純にルート選択で攻略できるものではなく、本作も意外と複雑です。何げに、メインヒロインあかりの攻略が最も難しいという、プレイヤー泣かせのゲームでした(あかりの"嫉妬する相手"が2人必要=途中まで3人を同時攻略しなくてはならない、なんじゃいその浮気ゲーは!!WH○TE A○BUMかよ!?)。
アニメの方はそんな殺伐としておらず、1話完結型の非常に穏やかな仕上がりに(いや!?原作ゲームもそんなドロドロしてないよ)。製作陣は非常に原作をリスペクトしていますね。原作イベントCGを彷彿とさせる、いわゆる止め絵を多用しており、エ○がなくても原作ファン歓喜な内容です(・・・そもそも葉っぱ作に○ロは期待してないし)。全13話を通して、作画も非常に安定しており、背景美術はOVAレベルのクオリティー。セル画の一つの到達点に達しています。何よりも、本作に漂う独特の雰囲気は現代の作品ではまず味わえないノスタルジックな魅力に溢れています(OPだけでも感じることができると思います)。
あかりの声もまさかの川澄さんでマジオレ得状態!!!! おっと、ほっちゃんに岩ちゃんまで!!!! ぐふふ・・・これでゲームの方の脳内補完は完璧だぜっ!!!!! さらには萌えるメイドロボの先駆け的な作品ともきたもんだ。いや当時のマルチ人気はマジ異常!!!!!!! アニメはほっちゃんboostも加わりさらに磐石に。うん・・・おっちゃんもマルチのイベントCGを見ているとね・・・何かこう庇護欲を掻き立てられるのよ(←はい!!!通報しますた!!!!!)
葉っぱ、鍵系はキャラデザ上どうしても敬遠する方もいるかと思いますが、「名作はぷに絵の中に埋まっている!!!!」(オレ談)。
特に本アニメは、古き良きセルアニメーションを堪能できる珠玉の一作であることは断言できます。