shin さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一期のホラーを耐くと得られる幸せ、、、
二期はホラー的な要素は激減しています。
そのため、普通のミステリーとして鑑賞することができます。
一期で多く見られた信頼できない語り手による叙述トリックを、一期の後半から二期の前半で解決し、二期の後半で全体のトリックを解決しくという流れになっています。
(良い点)
この物語の”オヤシロサマ”の祟りのような怪奇現象を扱うミステリーは、如何にして実生活レベルまでトリックを落とし込めるかが難点だと思うのですが、その部分を{netabare}”雛見沢症候群”{/netabare}によってうまく解消していて見事だと思いました。
そのトリックを解決する中で、一期ではちぐはぐな行動をとっていた人たち(クラスの仲間や、園崎家、大石警部などなど)が、前原圭一により少しずつ団結し一つになっていくところは、無駄がなくきれいな流れで一気に見てしまいたくなります。
簡潔に表現すると、中ボスを倒し仲間にしてくような爽快さがありました。
(気になる点)
ただ、全体的に長すぎて話を覚えきれず、あれっ?このシーンってなんだっけ??ともやもやしてしまう部分も多々あります。
その点小説ではしっかりと説明されているようで、25話もあるのでもう少しアニメにも説明的な描写を入れてほしいと思うところもあり、若干の消化不良。
-------------まとめ-----------------
{netabare}細菌感染、タイムリープ{/netabare}を二つの軸にトリックが構成してありミステリーとして申し分ない作品です!
また、仲間がそろっていきどんどんパーツが増えていくさまも、とても心地よいです。
ホラーだからと言って見切ってしまうのは少々もったいないので、勇気を出してぜひ見てみましょう!!