蟹チャーハン さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
8話で原点にもどった? この調子で色物作品を極めればおもしろいけど・・・
8話まで見終えました。
アヤカシ(ファントム)が公然と存在する世界での学園バトルモノです。名作製造機の京アニってことで期待する人も多かったけど、ここまで見終えた感じでは“普通すぎてちょっと残念”といったところか。
一言でいえば、わくわく感がないんですよね。次にどうなるのか読めなくても全然OK、次の6話が初見でもぶっちゃけ理解できちゃうストーリー。1話完結タイプていうのかな。そういう意味では敷居が低いアニメです。
で、すごーく気になるのが、なんであんなにうんちくキャラを引っ張るのかっていうところ。物語のリード役の晴彦が前に出すぎるとつまらない。
でも本来前面にでて楽しませてくれるハズの舞先輩が意外に品行方正で、ちょっと口が悪くて貧乏で落ちこぼれくらいの個性しかもってなくて、ルールの枠をぶちやぶってまで何かやらかしてくれるわけでもなく、トンデモ感がまったくないんですよね。
ファントム相手に奇策を思いつき、晴彦たちが振り回されるようなひねりのあるストーリーが今後はあることを期待します。
てか、ファントム退治って本当のところはどれだけ危険なのだろうか。毒ガス吐き出すのとか出てきたけど、高校生に任せていいレベルなのだろうか。
はじめはイタズラする程度のファントムが多いのかと思ってたけど、大人の専門のチームとかいないのかとか、小学生まで巻き込んでたけど安全なの?とか、なんとなく疑問ばかり浮かんできました。。。細かいことが気になるのはつまらない証拠ですんで、危険な兆候です(笑)
水瀬さんというクールなツンデレキャラ予定?な彼女をうまく生かして欲しいですね~。晴彦とくっついて舞先輩をやきもきさせるのだろうか???
~以下追記です~
まじめだったりファンタジーだったり、各方面に手を出しまくって勝手にコケていた印象でしたが、8話目の温泉水着回にて、第一話のリンボーダンスのような色モノ系作品のわくわく感を取り戻した模様。ですが、続くかは原作未読で不明です。。。
軽いエッチとお笑いに徹すればおもしろいのになぁ~と。てか、やはり冒頭の温泉の効果だとかの説明はまるっと不要だと思うのは自分だけでしょうか?
<見終えて一言>
残り4話あたりからハートフルなテーマ&泣かせる話の集中砲火ときました。
ルルの願い事や、離れ離れで暮らしていたお母さんエピソードなどなど。
唐突なのは否めないけど、これが意外にいい感じ。
最初からこっち方面でやってればなとも。
結局のところ、この世界におけるアヤカシの存在が何者であるのか、
そこがよくわからないままだったのが残念ですね。
ルルみたいな完全にパートナー的な存在もいれば、
マルコシアスのような従属型のアヤカシもいるわけで、
アヤカシ=悪というわけでもなさそうでしたからね。
基本、悪さをしたから即退治の展開が多かったのですが、
それで本当にいいものなのかとも考えました。
アヤカシそのものに知能があるわけでもないんで、
(最後のは人造アヤカシだから除外で)
どうなっているんだろう~ というモヤモヤが残ったままです。