蟹チャーハン さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
花澤さんが付け合せの野菜か道化のピエロすぎて泣ける!
失いたくない3年もあれば、思い出したくない3年もある。
中学一年に恋した彼と高校で再び出会ったとき、
彼には昔の面影がなかった…。
序盤は久しぶりに会ったコウが別人すぎて驚きます。
時折みせる暗い表情や瞳であるとか、
すべてに投げやりに思える言動であるとか、
かつて爽やか少年から目付きの悪い落伍者な風貌へ。
いったい何が彼を変えてしまったのか?!と。
そんなコウの閉じかけた心をヒロインが
猛烈前向きパワーでこじあけていくわけですが、
そうなるとどんどんコウの雰囲気もかわってきて、
これが本当にいい男になっていくからおもしろい~。
で、見ているこちら側にも安堵感とか好感が
もてるようになります。
ただ問題は・・・この作品のヒロインは勢いはあるんだけど、
性格に難ありに思えていまいち共感できなかったことか。
クラスでぼっちになるのが嫌で演技までして
無理していた自分にサヨナラしたいといいながら、
やってることはけっこう自分勝手というか無軌道というか、
相手おかまいなしというか、、、
親友な存在に花澤さん担当の悠里がいるんですが、
やはりというかコウに恋してしまい、双葉との関係に
ヒビが入らないかとやきもきするシーンがあります
悠里は気丈にも喜んだフリをして、正々堂々と戦おう
的なことを言うんですが、相手はヒロインですからね。。。
もうその後は一方的にコウと双葉の関係ばかりで、
悠里の心痛を思うとすんごい胸が痛かったです。
これは正直はじめからフェアな戦いじゃないし、
永遠にアウェーというか~。
もうちょっと本当の気遣いのできるヒロイン双葉なら
とも思うけど、このあたりは見る人によるんでしょうね
自分にはちょっと意地悪に思えました。
そして・・・本当のヒロイン復権へw
以下ネタバレです
{netabare} ~
ですが、ようやく13話目となるOVAで、花澤さんにも
スポットがあてられます。
とある夏の花火大会の日、コウへの告白の思いを胸に秘めて
がんばる悠里! 結末は・・・あああ~ 悲しくて語れません!
{/netabare}