さーける さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
本当に名作でした
あにこれに参加してまた一つ素晴らしい作品に出会えたことを非常に嬉しく思います
原作小説が累計700万部にせまるということは多くの人に支持を受けており その人気通りの素晴らしいストーリーでした
原作者は『屍鬼』でも知られている小野不由美さん
小説(未読)では十二国のそれぞれの話に分かれているみたいですが アニメでは一つの国の話を筋立てとし 他国(十二すべての国ではないですが)の話を盛り込む形でうまくまとめてくれています
アニメは各話30分の全45話で4章の構成になっていてます
第1章 14話(14話が総集編)
第2章 7話(21話が総集編)
第3章 18話(転章を含む )
第4章 6話
4章を詳しく説明しますと 上記でも述べたように第1章が軸となっており 第3章まで他国の話やそれに纏わる人物をうまく取り入れて一つにまとまっています
第2章は他国の話になりますが第1章の主人公が語り手の役割を果たしていています
第4章は番外編といった感じでしょう
鑑賞するにあたっては 設定上の名称や敬称がよく似ていますので最初は理解しにくいかしれませんが 総集編で活字表記の説明があるので セリフの巻き戻しなどしなくても普通に観ていけば段々と理解できると思います
(ここからは感想に入りますが内容については触れずにおきます)
現在ではあまり類を見ない作品で異世界ファンタジーに分類されていますが 私自身は中国版の大河ドラマのような感覚で観ていました
人間模様や登場人物たちの内面が細かく描かれており 政治的な要素も強いので 少し重い気がしましたが 最後(39話)まで観ていけば晴れやかな気分になれました
約10年前の作品ですので画や描写は古さを感じましたが 逆にそれが「いにしえ」の雰囲気をかもし出していて物語にフィットしている感じがしました
声優陣も豪華でしたし 特に釘宮理恵さんの釘宮さんとは判断しにくい貴重な演技を発見できて嬉しく思いました
少し難しい作品ですし 全て観るには馬力はいりますが 時間の許す方はチャレンジして欲しいです
※最後は羅列ばかりの感想になりましたことをお詫びいたします