かしろん さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
演出の妙
階段の上から少女が落ちてきた。スラリとしながらもメリハリのある体つきに長く艶やかな髪の少女。
阿良々木暦は彼女を受け止める。3年間、一緒のクラスだったが接点は欠片もなかった少女、戦場ヶ原ひたぎ。
受け止めたその時、感じるべきものを阿良々木は感じなかった。
そう、彼女には重さというものがほとんど無かったのだ。
人の心と怪異が織り成す少し不思議な物語。人気作家西尾維新の作品のアニメ化ということで注目されていた。
物語:全体的なストーリーとしては大したことは無い。オチで「おぉ」と思うことはあっても特に大どんでん返しがある訳でもない。特に変なところもなくちゃんと纏まっている話である。
西尾維新作品のキモである会話を楽しめるかどうか。
作画:紙芝居的未完成品の放送は頂けない、がそれは横において。
なんと言ってもこの作品は演出の妙に尽きる。物語でも書いたとおり会話がキモになるのだが、アニメーションで会話をさせると画面に大して変化がなくなるのでダルくなるのだが、これを新房シャフトが見事に演出面でカバーしている。
作品の雰囲気と多用される新房シャフト演出が非常にマッチしており、アニメーション表現の一つの形が綺麗に形成されている。
ストーリーに沿って素直にアニメにしていたら凡作になっていた可能性もあるのでは。
声優:登場人物全てに外れがない。キャラクターにベストマッチしている。
音楽:神前暁による個別エピソードOP、supercellによるEDそれぞれ良曲。劇中曲も演出によく合ったものとなっている。
キャラ:各キャラとも個性派揃い。2~3話で消化されていく個別エピソードにもかかわらず強い印象を残す。