タケ坊 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
説明不要
あまりにも有名な本作について、内容や考察を今更書くことに、あまり意味は無いだろうと思う。
この作品を観たことがないという人は、このサイトを利用している人なら殆ど居ないだろうが、
最近観た人と、昔観た人とでは評価は少し変わってくるかも知れない。
もちろん不朽の名作であることには変わりなく、今観ても完成された作品だが、
あの時代にこの作品が作られた、という事が極めて重要であり、
後のアニメ業界に与えた影響ははかり知れない。
日本のメディア芸術100選に選ばれているのも当然のことだろう。
大抵の人は知っていると思うが、この作品は原作を全て描いているわけではなく、
むしろこの続きこそが、この作品の重要な核心部分になってくるのだが、
万人に向けての映画ということや尺を考えると、あの感動的な終わり方で何の問題もないだろう。
興味を持った人は是非一度原作を読むことをオススメする。
評価としては、あまり安易な点数の付け方はしたくないが、
個人的に他作品で付けている点数の基準を考えると、
この作品に関しては5点満点、とせざるを得ない。。
物語、キャラクターに関しては何も言うことはない。
作画に関しても、客観的に見てセル画時代のアニメと今のものとを比べることは出来ないし、
当時の基準としてみて最高水準のものであることは言うまでもない。
音楽に関しても、以後宮崎作品のパートナーとなる久石譲氏の作ったものにケチを付ける部分など微塵もない。
むしろ、作品中で使われなかった、細野晴臣氏が作曲し、安田成美が歌ったイメージソング、
「風の谷のナウシカ」が皮肉にも名曲となっているのは何とも興味深い。
歌が上手い人が歌っていたら、これほどの名曲にはならなかっただろうと思う奇跡的なハマり具合。
Youtubeで聴いてみれば、昔聴いた人も懐かしさでこみ上げてくるものがあるのではないだろうか。