どらむろ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ゆるカワイイ6分アニメ。釘宮理恵さんの好演が見所
株式会社ポリアンナグラフィックスが制作した同人誌、が原作みたいです。6分枠の全13話。
可愛いネコを(文字通り)ネコ可愛がりするネズミが他の干支たちを巻き込んで少し大騒ぎする感じ。
ゆるカワイイ雰囲気と、豪華声優(ネズミ役の釘宮理恵さん他)が見所。
くぎゅファンならば観て損は無いのでは♪
ヌルヌル動く本格派ではなく紙芝居っぽい路線ですが、良さげな雰囲気なショートアニメです。
{netabare}『物語』
ネコが干支に入りたいといえば「えとたま」を思い出しますが、こちらはバトルとかシリアスは一切ナシ。
タイトルに反しネコが干支に入りたいのではなく、ネコをネコ可愛がりするネズミが「どうしても大好きなネコを干支に入らせたい」と、他の干支たちにゴネて波乱巻き起こすのが基本でしょうか。
干支たちは個性派揃いで、それぞれにネズミの(強引な)ネコ推しに戸惑ったり翻弄される様がコメディーの主力に。
ネコは「にゃーん」としか喋らず、リアクションも感情がよく分からないので、ネズミが勝手に盛り上がったり。
本作の特徴は「ネコは言葉や感情分かり難い」のを「ネズミ他が補完して盛り上がる」
ネズミとネコの(やや一方通行な)仲良しっぷりを微笑ましく見ている感じ、ネコの存在を軸に、ネズミ中心にユルカワイイやりとりが良い雰囲気。
ネズミは結構わがままなんですが、全般的に呑気で緩い空気感は崩れず。本作の持ち味でしょうか。
8話のネコがネズミのお家にお泊りするお話が一番良かったです。
大好きなネコにお泊りされてテンション上がっちゃうとか、気まぐれなネコの気を惹こうとする健気さとか、見ていて微笑ましいので♪
…正直、特筆すべきエピソードは8話のみ、他は可もなく不可も無いです。
ネズミが若干イヂワルで他の干支がイジられる展開多いのもやや難でした。
とはいえ雰囲気は決して悪くは無いので許容範囲。
本作特有の空気感は好きでした。
『作画』
基本は紙芝居なのでアニメーションとしての動きは最小限ですが、独特のゆる可愛さは良い。
最低限の表情や感情伝わる。
OP背景はトレースなので考慮せず。
『声優』
ネズミ役の釘宮理恵さんのイジワルワガママでありながら憎めない可愛さは絶品でした。
これもまた釘宮さんの持ち味の一つ、良いですね。
この他豪華声優陣が普段と一風変わった演技見せてくれるのも見所。
大川透さん、戸松遥さん、阿澄佳奈さん、代永翼さん、チョーさん、阪口大助さん、小野大輔さん、大塚芳忠さん等々…
それぞれ普段のイメージと違うキャラなので面白いです。
『音楽』
OP「はじまりのおと」ED「SMILE! SMILE! FINE!」
菊地創さん作曲の主題歌がハートウォーミング、本作の印象良くしています。
良曲です。でもベスト主題歌かは微妙。
『キャラ』
ワガママでちょっぴりイジワルだけど、ネコ大好きなネズミさんのキャラが強いです。
イジワルな面もありますが、雰囲気はあまり悪くならない辺りが絶妙なキャラ。釘宮ボイス大きいですね。
ネコは「にゃーん」としか喋らないマスコットですが、リアクションがいちいち可愛いです。
ネズミさんが推す程かは微妙なんですが…その微妙さも含めて持ち味かも。
他干支たちはそこそこキャラ立ってましたが、ネコとネズミの印象強い。
神様のテキトーな性格も面白い。{/netabare}