退会済のユーザー さんの感想・評価

3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

P.A.特有のシュールな展開は相変わらず

true tearsもそうだったが作風はいたって退屈でまったく楽しくない。
しかし毎回シュールな台詞や展開が散りばめられていたので多少癖にはなった。例を挙げよう。

・「えええええEEEEEEEお前ら頭おかしいんじゃないか」と思える片思いの連鎖
・恋愛感情をきっかけに見事に崩壊した幼馴染同士のつながりwww（しかし現実世界では幼馴染の仲が持続することはほとんどない。もしこれを不幸とみなす人がいるなら、その人はよっぽど過去に未練があるのだろう・・・）
・いや、その告白のタイミングおかしいだろwwwなぜだなぜだwwww
・ほぼすべての願望が打ち砕かれる（おじょし様に光がぶつかって壊れるとか・・・アカリの結婚が反対されるとか・・・）。後にかなえられる願望もあるが、なんというかすごく微妙な感じで嬉しいという感じがしない。


・「今かんちょうがブームで」wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
・ヒザから魚が生えてくるwwwwww
・「お前ら磯臭いんだよ」wwwwwwいや、海水が腐ったら本当に臭いことを知っているのでwwww
・「お前らブタ臭い」→ワキガ？？？wwwwww
・目を覚ましたら5年後だった→もしこれが50年後だったら、ちさきがババアになっていることにwww考えたくねえEEEE
・泳げるのに階段を上ったり歩いたりしているwww???www???おまけに走ったり・・・新しいwwww

このあたりが笑い声が出ないけれど大きな違和感として押し寄せてきて、気になるから続きを見たけれど・・・作風が「退屈」なので途中を抜かして最終話を見てしまいましたwwwwtrue tears同様に1クールで十分だろ・・

で、最終話の展開。まあカップルが出来たからいいんじゃないっすか？以上の「おめでたい」感が感じられない。というわけで、最後まで視聴者は？？？？？に振り回されることになる・・・いや、？？？と感じない人はニブイと思いますwww

グラスリップを見てようやく「意味わかんない」という声がネット上に溢れているが、いや、基本P.A.の作品は意味わかんない「なんですかこれ」的なものだと思うな。（白箱は例外かもしれないけど自動車でデッドヒートというのは意味不明なアクションだな。TARITARIは決して爽やか系だけが要素ではないシュールな作品の部類に入ると思う。）

追記：
一応、後で全部観たものの、やはり作風が退屈なので夢中になれず。
気になった点をいくつか
・まなかが目覚めた回で、EDの彩度が上がった→「おーそう来たか！」とうっすらとした感動を覚えるも、まなかは「人を好き」という気持ちを忘れているので、決して明るくなったわけではない・・・モヤモヤ感。
・おじょし様の側から語られる昔話。うっすらと感動するけれども、「本当は海神様も好きだった。」/「地上の想い人のことを思い出して泣いていた。」一体どちらが本当なのか、よく分からない。
・まなかと光が「変わってもいい、変わらなくてもいい」と最後に結論するが、これが具体的にどういう行動と結びついていくのかが分からない。おじょし様と同様、まなかは紡と光のどちらが好きだったのかが、やっぱり不明である。だから、まなかは変わったのか変わっていないのか（元々紡が好きだったけれど諦めたのなら変わったわけだし、好きでなかったのなら変わってない）分からない。
・紡は「失くした分は新しいもので満たせばいい」と言う。一体、彼が失くしたものとは何だったのか、謎。もし、ちさきがこの紡の助言？に従ったのならば、「ちさきが紡を好きになったのは、光をもう好きになっても普通の恋愛はできないから仕方なく・・・」と取れる。しかし作中では「紡を好きになるなんてみんなへの裏切りだ」と言っている。ちさきが紡を好きになったのは、なぜ？？

いろいろな考察がネット上にあがっているけれども、どれもどこか欠点を抱えてしまう、どういう風に考察・解釈しても答えが出ないように作品が出来ていると思った。