RFC さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
こなれてきた夫婦
1期ではまって続けて視聴しました。
【作品に対する感想】
1期で絆を深めたロレンスとホロはもはや夫婦ですわな、という雰囲気でスタートします。
2期は二つの話で構成されており、
・ホロをかけた決闘
・ホロを抵当に入れての危険な商談
一つの話にじっくり時間をかけています。
1)物語
ロレンスとホロは安泰と思わせておいて、そこに割って入ってこようと
するライバル商人が登場します。そういう時にタイミング悪く二人は
けんかしてしまい、私もかなりやきもきさせられました。
ロレンスが二人の関係に答えを出せていないこともけんかに拍車を
かけてしまいましたね。ロレンスはホロを好きだと思っているのを
認めているようですが、つがいとなるのはまたハードルがちょっと
高くなりますからね。そのあたりの微妙なところでイラついている
ロレンスの心情が上手く描かれていたと思います。
また行商人と町商人の価値観の違いもロレンスの計算を狂わせ、
追い詰めます。もっとも大番狂わせはホロだったわけですが。
後半の危険な商談に関しては、物事はタイミングが重要と改めて
認識させられるものでした。皆さん頭が切れる方ばかりですね。
よくもまあこれだけ商機を見つけるものだと感心します。
最後が中途半端な終わり方だったので(大幅減点)、続きが非常に
観たいところです。しかしずいぶん時間がたっていることや、原作者の
場外騒動で難しいですかね?原作の方は完結しているようなので、
アニメの方でも最後まで見てみたいところです。
2)声優
小清水さん、福山さんは相変わらずの安定度です。
3)キャラ
{netabare}
①フェルミ・アマーティについて
前半のホロをめぐる敵役です。
最後は「人の女に手を出すからだ」と諌められてますが、
私は原因は主様のヘタレっぷりが原因だと思っています。
実力があり、まっすぐな信念は、「割に合わないトラブル」を
抱えそうですが、人間味としては私は好きです。
②エーブ・ボランについて
後半のキーマンです。
人格形成に関しては、これまでの人生を考えると、「仕方ないよね」
といったところです。冷徹で、自分以外の誰も信じないスタイル。
関わりたくないですが、存在を否定するまでは行かないところです。
今後どうなるんでしょうか?
{/netabare}
4)作画
相変わらずのレベルと思います。
5)音楽
劇中の挿入曲は相変わらずよかったのですが、
OP/EDが1期ほど好みではなかったです。ちょっと減点。
6)好きなシーン
{netabare}
①二日酔いのホロの酷い顔
返事もできない状態で、耳で応対しているのに笑いました。
②ロレンス「決闘を申し込んでいるんですよ」
ホロに「主はわっちのなんじゃ?」と問われて
ホロとの関係に心を決めた瞬間だと思います。
この後「人と神がつがいになることは…」なんて言ってますしね。
{/netabare}
7)原作について(2021/1/9追記)
17巻まで読破しました。
ここでロレンスとホロの物語は区切りを迎えます。
アニメ1期は1,2巻、2期は3,5巻の内容ですね。
(4巻はなぜすっ飛ばした?)
土地が変わり様々な事件に巻き込まれ、
しかもそれが大きな流れにつながっているという
読み応えのある厚手の作品だったと思います。
ホント読んでよかったと思います。
アニメで続き作ってくれないかなー。
もう難しいだろうなー。
最近狼と羊皮紙という新シリーズが始まったようですが、
そっちはまだ様子見ですね。