coldikaros さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これはホント正解
物語シリーズでセカンドシーズンとして出された小説、「猫物語(白)」「傾物語」「囮物語」「鬼物語」「恋物語」を26話にまとめたものですね。
「花物語」もセカンドシリーズですが、それは別に作られていますね。この作品には含まれていません。
はっきり言って小説版はそれぞれ「一冊使ってこれかよ」って思わせるほど中身が薄い西尾維新節ばかりのものでしたから、ホント正解だと思います^^;
内容は、と言っても長くなりすぎますから誰の話かだけ書いていくと、
「猫物語(白)」は羽川翼のお話。
「傾物語」は八九寺真宵のお話と見せかけて、忍野忍のお話。
「囮物語」は千石撫子のお話。
「鬼物語」は忍野忍のお話と見せかけて、八九寺真宵のお話。
「恋物語」は戦場ヶ原ひたぎのお話と見せかけて、貝木泥舟のお話。
一つのお話を5話程度にまとめたことで、小説版の時にあったダラダラがあまり感じられませんでしたね。読んでる時はすんごい辛かったんですが^^;
毎回OPも変わっていて相変わらず力入ってますね。
お話としてもそれぞれインパクトのある話で、どれも初見だと「なに!?」ってなる話ばかりです。
特にインパクトのある話としては、囮と鬼でしょうかね。
囮はギャップが凄かったです。ただ、可憐な少女とグロというのは昔から親和性が非常に高いのは知られているので、絵面としてはむしろ綺麗でした。
鬼は、自分はこの作品のキャラの中で八九寺真宵が一番好きでしたので、単純に衝撃を受けました。作品を追うのを止めようとするレベルでショックでした^^;
そんなこんなで、物語の進みは適度でインパクトもあり、いろんなキャラも登場するので、初代の化物語並におすすめできるものだと思います。
少なくとも、これまでのシリーズを見てきたのなら、最高に楽しめる作品に仕上がっていると思いますよ。