coldikaros さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
全体の色がちょっと変わった
前作と比べて、作品全体の色が暗くなりましたね。
26話の前半の話がRPGではなくFPSの中にと主人公が入り込むゲームが変わったことと、後半でもストーリーが熱いというより重いものになっていることが原因だと思います。
それと、音楽の梶浦由記さんの色が、この作品の色合いに遂に合ってきましたね。比較的重い音楽が彼女の色が最も出ると思っているので、作品自体が少し重くなったことで、一気に梶浦由記さんの音楽っぽくなりました。
内容は、SAOの関係事件を解決した主人公がネットゲームで起きている現実に反映されてしまう殺人事件を解決しにいく、という話が前半で、後半はSAOを後継したゲームの世界にこれまでで最強の剣士が現れてって話です。
話が前半と後半でほとんどまるっきり変わっていますが、それぞれ時間が大幅に足りないなどということはなく、しっかり時間を使った描写ができていると思います。
戦闘描写に関しても、ちょっと驚かせられました。前作から感じていましたが、今回は特に鮮やかな描写だと感じさせられました。
その中でもビームソードの戦闘描写に関しては、はっきり言って3dアニメでないと美しく描けないと決めきっていたのですが、かなり力が入っています。多少の違和感は感じるかもしれませんが、ここまで2dでビームソードを綺麗に描けているのは初めて見ました。
描写も力が入っていて、ストーリーも重くなったとは言っても爽やかにまとめているので、単純におすすめできる気がします。
一期二期そろって、いい意味でバランスよくまとまった良作だと思いました。