セメント さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
人間になりたい
僕を人間にしてよおお
終わり良ければ全て良しのズルさを感じます!
途中までパルムが鬱陶しいというか、どんどん人間らしくなっていくパルムが怖いレベルだったのですが、最後は悟ったような顔で爽やかに物語を終わらせて、一丁前に充実感を覚えれるものですから、なんともズルい作りです。
オタクはすっきりした締め方に弱いですからね!
なかじまたかしさんといえば私の中では「ファンタジックチルドレン」ですね。
本作は映画ということでグロ描写もより豊富、いとも容易く人が死にます。
さらに本作、原画で参加してる面子がとんでもないことになっていますw
カリスマアニメーターの井上俊之さんを筆頭に、「ダイガード」22話で有名な伊東伸高さん、「ケモノヅメ」4話を一人で作り上げた三原三千夫さん、「ユンカース・カム・ヒア」のクライマックスの背景動画を担当した大橋学さんなど、失禁もののテロ力になってます。
ちなみに井上俊之さんはアグリを助けたあたりのカット担当してます。
パルムは平松昌子さん、ポポは豊口さん、その他阪口さん、山口勝平さん等。
かないみかさんと小桜エツ子さんの兄妹は良かったですね。
音楽はどこまでも荘厳で、なかむら監督作品っぽさが出てました。
何しろ映画の枠に収められてて、駆け足なのは否めません。
いくつか疑問点があるんですが、まず、ポポの母親は、危険と知りつつ何故パルムに娘を託して旅に出したのでしょう。
それから、ソーマは枯れさせて良かったんですよね、序盤と言ってることが違うなーと思って。
これがゼロ年代以降の作品だというのも驚きに拍車をかけるというか、こんな作品があったのかという感じです。
見ておくのも良いでしょう。