ラファエル@アニヲタ さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
崩壊していくアニメ業界の一端
一話を見た際、女子オタをターゲットにした作品なんだろなぁ、と印象を受けた人は多いはず。
そして、実際にそうです。
声優は豪華、ですが登場人物のキャラよりも声優によってキャラ付けしてる印象を受ける。
要するに、アニメのキャラよりも声優を大事にしている。
従って、アニメを見てるのにも関わらずその声優のイメージが前面にでてきて、内容が入りにくい。
肝心のギャグですが、正直腹を抱えて笑うような内容では一切ない。たまにクスリとはきますが、それでギャグアニメてどうなんでしょうね?中学生ぐらいだったら、面白いと感じるかもしれません。
まぁ、EDのあからさまな女子狙いの歌詞、女子受けを狙ったギャグ?が見られ、とても"おそ松くん"をリスペクトした作品とは思えません。
グッズやキャラソン、声優で釣るイベントで稼ぐだけ稼ぐ魂胆が見えて、不快。
男性でこれみよがしにこれを面白いと言ってる方は、おそ松好きな女性を狙ったお粗末さんが大半でしょう。
女性がコンテンツを腐らせるなんて暴言が一部からは聞こえてきます。
私はそうとは思いませんが、このアニメの出来を見てしまうと少し考えさせられてしまいます。
近年の傾向から、お金を作品に落としてくれるのは圧倒的に女性が多いそうです。
その結果、ウタプリとか女性向けの作品がアニメ化するのは当然のことだと思います。
しかし、二次創作ではなく公式の作品が一般向けだったアニメの内容を、どちらかというと女性をターゲットにした内容にしてしまうのはどうなんでしょうか?
この作品が女性に大ヒットし、DVDの売上が高いことから、アニメ業界がこの流れに乗ってしまうのではないか?と不安になってしまいます