セメント さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ライトニング!
鉄鋼人
不遇の作品ですね、「ROD」と同じく打ち切り同然の放送形態で、この頃のフジは何だったんでしょう。
それはともかく物語に関して、前半はハジキとライトニングが悪党を蹴散らしていくヒーローもので、16話のタクミのサンダーボルトが消失してから、一転してハジキとアラシが自分探しの旅に出るんですよね。
唐突に宇宙に行きたがる様子はちょっと狂気染みていました、まぁなんとなくきっかけとなった理由は分からなくもないんですけど。
前半にあった"鉄鋼人を持つ人達で何か出来ることを模索する"というような設定など色々放り投げて宇宙に行くんですよねー。
人を機械と融合させる鉄鋼人が現れた辺りから妙な感じになって、最後は、"あなたも鉄鋼人、私も鉄鋼人"ってな具合に混沌としていました。
迷作の感もあり。
GONZOってこんなんばっか作ってますね、個人的に嬉しいのは鉄鋼人をちゃんと作画してるところですね。
小林治さんが比較的好き勝手に作画してる印象です、小林さんと言えば「グレンラガン」の4話が有名です。
原図作画監督って聞いたことないんですが絵コンテとはまた違う働きなんですかね。
多くの回で小林さんが原図作画監督で入っています、コンテも手掛けてる10話、24話は徹底的に暴れてます、一見の価値ありw
その一方で武遊に丸投げしてる回もあります。
ハジキ役に鈴村さん、カタナ役に諏訪部さんです、ヒロインのアラシ役には折笠さんですね。
堅実なキャスティングだったと思います。
OPもEDもインストゥルメンタルで歌がありません。
「バッカーノ」や「ROD」を思い出すオシャレさで堪りませんね。
アラシがなーんかいやらしくて、劣情を催してしまうんですよねー。
アメリカンスクール的な制服と、あの程よい太さの太腿がいけませんね。
某掲示板で異様な人気だったのを覚えてます、コラージュとか大量に出回ってました。
展開に対する疑問はあれど、基本見ててタルくはありません。
マイナー作品が好きな人向けかも。