かしろん さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
エロ+アクションでやり切って欲しかった
【最終話まで見て を追加】
【3話まで見て つらぬけるか、そのリビドーをっ!】
{netabare}ユーフォにも書いたことなんだけど、
京都アニメーションって会社に対しては、
「過去に作った作品を巧く資産運用しながらアニメを作ってるなぁ」
って印象を持っている。
大雑把な印象だが、最近の作品傾向だと、
お得意の細やか意味含み演出
これまで作品 → 氷菓 → たまこま → ユーフォ
ハルヒ系譜な男性向け萌
これまで作品 → らきすた → けいおん → 甘ブリ
苦手と言われてたアクションもの
これまで作品 → 日常 → 中二 → 境界の彼方 → 中二2期
新機軸女性向け腐
これまで作品 → Free! → Free!2期
みたいな感じかな。
本作だが、
「ハルヒ系譜な男性向け萌」+「苦手と言われてたアクションもの」
作品。
作品でやりたいことを見せる1話。
その冒頭で
アクションバリバリなファントム退治と”揺れる胸、弾む乳”
をやってる。
で、どっちに力を入れているのかというと、「ハルヒ系譜な男性向け萌」。
ラストでクッダラナイほどにやってきてたしね、イエイ、レッツ!リンボー!!
それ見ながら、
「Freeで女子向けにガツンといったから、甘ブリで男性向けにガツンとやった。
本作では、更にエスカレートさせてエロ分をドンドン足していくぜ!」
という制作の意図を感じてた。
が、そんなエロ分も、3話で早くも停滞気味。
相変わらず、先輩は自らの胸を揉みしだいとるし、大人になったあくびちゃんが隠し
面積の低い服で画面をチョロチョロと飛んでもいる。
だけど、1話目であんなアホエロいことをやってるおかげで、それ以上のことをやって
くれないと刺激として足りないのだわ。
「おいおい、京アニ、突き抜けてんなぁ・・・」
って心配になるくらいのエロ路線を貫いて欲しいものだ。
貫けないなら、最初にやる意味無いしね。
あぁ、でも、2話の”指を咥える→唾液”はその辺を感じましたよ。
はてさて。
ここから、
「いやいや。
どんなことがあっても、人間の体はアナログでしょ。
なんで、視界がデジタルモザイクだったり、アイキャッチで01とかやってんの?
クラウドサーバにアクセスして記憶の共有って・・・」
とか、その辺のお真面目路線には行って欲しくないなぁ。
真面目路線になった途端、マトリックスになりそうだしなぁ。
エロ+アクションでやり切って欲しいです。{/netabare}
【4話見て 辛くなったら帰っておいで】
{netabare}大食らいちゃんエピソード。
TVアニメを見てて
現実が辛くなったらアニメの世界に帰っておいで
いつでもウェルカムだよ
扉はずっと開いてるからね
と、面と向かって言われてしまうと、何やらかえって辛い感じ。{/netabare}
【6話まで見て ・・・あれ?乳揉みは?】
{netabare}ぼくはー クマのぬいぐるみ♪
これで主要登場人物回は終わりかな。
えー、ロリにエロを求めると色々ヤバいので、
「見えそうで見ないロリスカートの中」
はその演出のみを愉しんで。
その分、エロ要素を他キャラが頑張ってくれなきゃ困る訳ですが、
先輩の
”乳揉み 発情 能力 発動”
が2話連続無しってどーゆーことやねん。
バンクでいいから毎話やれよ、と。
物語に期待できないのは十分に分かった。
少ない登場人物なのに、大食らいにロリにと、その心の問題解決が
「別空間に入っちゃって、そこで何とか自己解決しました」
って。
いや、もっと色んなパターンでやれよ。
どんだけ引き出しが少ないねん。
まぁ、そもそも特殊能力でも
「口からなんか出す」「口にバカスカ入れる」
「描いた画でカワイイ犬を召喚」「手持ちのクマのぬいぐるみを操る」
とカブり気味だしなぁ。
物語に面白みが少ない。
エロ分がどんどん減っている。
6話の戦闘の作画演出が手抜き。
何を楽しめばいいのかなぁ・・・
京アニ、って点しか見処が無いなぁ・・・このままだと。{/netabare}
【最終話まで見て 無理矢理な見方をしてみよう】
{netabare}結局、最後まで先輩の乳揉み復活せず。
最後までアクションはしてたけど、序盤にやってたお色気路線はバッサリ
カット。
何処に行った、揺れる胸、弾む乳。
釣った魚にエサはやらん、なのか知らんけど、最初に見せたものをやらなく
なるのは主幹のブレに感じるから好きじゃない。
と言いつつ、最後まで見てしまったわけだけど。
折角だし、4話感想を元に、無理矢理な見方をしてみよう。
あれだ。
ファントム=アニメ
主人公たち=視聴者
だ。
特殊な人達にしか目に入らないアニメ。
それが目に入るアニメ視聴者は
・かかってこいやー!と好戦的
・嫌いなもの以外はがっつり丸呑み
・大声出して批評
・私には早いので貴方がかわりに
とかいうふうにアニメに対峙するわけだ。
そんな中で
・スケブに書いて作品消化する
と同時に
・自らも作品を生み出しちゃう
みたいな対峙の仕方の視聴者も出てくると。
現実には辛いこともあるけれど、アニメの世界に浸ることで、ちょっとでも
その心が楽になればいいなって。
そんなふうに色んなアニメを消化していく中で、大人なベロチューみたいな
衝撃作で現実と向き合っちゃうんだけど、自分の心と向き合って正直になって、
「やっぱ俺はアニメを見ていくぜー!」
となりました。
つまりは、
数多なアニメ作品と我々視聴者への讃歌
でした。
みたいな。
ただね。
我々、アニメの視聴者がいてるのは
「脳機能エラー対策室」
なんだけどね。{/netabare}