MbsHL22207 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
DTB1期の再来
ストーリーはwiki参照。
雰囲気はDARKER THAN BLACK1期と酷似しています。
(原作者がDARKER THAN BLACK -漆黒の花-で漫画を連載していました)
DTB1期のようにベースの設定を生かし1話完結のストーリー(事件の解決?)を展開させつつ、少しずつメインのストーリーを進めて行くタイプのアニメ。
このタイプのアニメは、ハマってしまうと放送終了後に2期を切望しながらBDを2周も3周も観てしまう非常に危険なアニメだと私の直感が言っています。視聴にあたっては十分ご注意下さい。
主人公のマブチ・キョーマはなぜか江戸時代の鳶職の服装をしており、表向きは冷酷だが実は心優しい男のようで好感が持てる。必殺仕事人にいそうな男。
アンドロイドのヒロイン、百合崎ミラと共に事件を解決するため疾走する。
OPですが、曲が結構格好良いです。また、キョーマのダンスがとってもシュールでおもしろい。
「無愛想なしかめっ面でヒゲ面のおっさんが小粋なダンス」なんて、吉本新喜劇のネタであっても不思議じゃありません。
ネット界隈では、キョーマがしかめっ面で嫌々踊っているように見える点、また結構躍れている意外性からかDTBに掛けて「対価ダンス」などと言われております。
緩やかな進行度で少しずつ世界観に引きずり込まれて行く感じで、個人的に嫌いじゃないので視聴継続です。
ちなみに合格ラインはもう超えており、良作になり得る素質はありそうです。
今後の展開に期待。
1話まで見終わって
{netabare}
キョーマはミラに対し「お前はロボットだ」と蔑視しながら言います。
ですが、彼はミラを捕獲しようとしたとき何度も話しかけています。
相手はロボットなのですから一声も掛けずにすぐ捕獲に移るのが最も合理的でしょうし、寡黙な男であるキョーマは普段ならそうしたと思います。
あまりにも人間らしく振舞うミラに対し内心取り乱してしまった為か、自らに「こいつはロボットだ」と言い聞かせることで本能から来る罪悪感を拭おうとしているのか、そのどちらかでしょう。
やはり優しい男のようです。
{/netabare}
2話まで見終わって
{netabare}
第2話は、不正コイルの危険性とルーザーの紹介、ミラのお手並み拝見回といったところでしょうか。
テンポがすごく良いですね、そして動きの作画が素晴らしい。
今回ルーザーとキョーマが走り回るシーンが多いんですがとても躍動感のある走りをかなりの長時間維持していて、また作画班の多さにもびっくりしました。
この作品、作画相当がんばっていますね。
ところで、ミラ役の上田麗奈さんは演技が素晴らしいですね。
抑揚を一定以下に保ち、「人間の真似をするロボットの声」を維持し続けるのは大変に神経を使うはずです。
これがハッカドール4号、佐倉羽音と同じ声優さんとは・・・何か魔法でも使っているのかと疑ってしまいます。
{/netabare}
3話まで見終わって
{netabare}
第3話は日常回かと思いきや、ストーリーが進みます。
それにしても、マリーは明らかにミラと距離を置いていますね。
ミラがキョーマについて尋ねた時も素っ気無い対応をしています。
深入りするとニューテスラに目を付けられ自らの立場どころか命まで取られかねないという状況の裏返しでしょう。
キョーマは性格上、素っ気無い態度をしますが心の底ではミラを心配していますし、それは行動だけを見ていれば分かります。
この2人はまったく正反対のキャラですね。
ところで、このアニメはちょっとした動作や目配せから推し量るべき情報量が非常に多いです。レビューで書き始めると1話に付き1000文字くらい必要なレベルかと。
ニューテスラのアンドロイドを見た時、キョーマは驚きます。ミラにそっくりだからか、ミラの劣化コピー品だと思える部分を見つけたのでしょう。モーターの音だとか・・・。
ニューテスラがミラを見つけてしまえばどうなってしまうのかと心配しているのかもしれません・・・とかね。
その辺りを気にしながら見ると3倍くらい楽しめます。
{/netabare}