蟹チャーハン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
同期からみれば出遅れ組なのに余裕っぷりが鼻につきはじめた・・・
物静かでおごそかというか、ちょい大人っぽい雰囲気をかもした異世界日常系ファンタジーというべきか。水彩画タッチの味わいある背景も世界観の演出に効果的ですね。
日々を生きるということ。戦闘もですが食事に睡眠、買い物も大事。生活そのまんまを丁寧に描写しています。派手さ優先のいまどきファンタジーに比べると落ち着いた作風のためか、3話の時点でも低レベルのゴブリン討伐に四苦八苦しているなどなど、ちょっと物足りなく感じる人も多いでしょう。
個人的には、もうちょっと生き死に賭けた世界で生きる道を選んだ覚悟のようなものを
彼らから聞きたかったかな。
それがあるとなしで、作品のレベルが上がったかもしれない。
追記
4話まで視聴して~
マナトマナトマナト…レナトは川崎の選手だけど移籍してしまいました
{netabare}
マナトが死んでしまいました。
チームの柱である、精神的支柱であるマナトが死んでしまいました。
そりゃフラグたちまくりでしたけど、いいんですか? 1クールで結末つくはずがない(気持ち的に)重い話しになってきたなぁ~。
あの後もトボトボ歩いてたけど、なんで即座に自分に回復魔法はかけないんですかね。シホルには擦り傷程度でもかけてたのに…。意味がわからない。
マナトが死んでしまいました。
それならランタがゴブリンに囲まれて切り刻まれでもして、あの陽気な男がいないと寂しいね…みたいな展開の方がよくないですか? たぶん翌週には、もっとイケメンな剣士が現れて話題をかっさらうのかもだけど。
なんかなぁ~。作者の思う方向へ誘導されてる感があり過ぎる。個人的にはテンションだだ下がりです。
{/netabare}
5話まで視聴して~
メリーさん新加入。幸薄そうなキャラで将来が心配
{netabare}
Aパートはまるっきりお通夜。
マナトが死亡して落ち込むパーティーに新メンバーのメリーさん加入。
でも協調性がなくて、マナトと違って前線で戦うことを拒否する。
正式加入なのか今回限りの契約メンバーなのか。
とりあえず軽口ランタを封じ込める貴重なキャラであるのは間違いない。
気になったのは、彼らがいまだにこの世界で“知るべきこと”を何も知らないこと。
他パーティーでは神官は弱い存在と考えて戦士の護衛をつけるのが当たり前だとか、すでに半年いるのに知らずに過ごしてきた(知らなくても過ごせてきた)ヌルさがばればれに。
戦闘は個個の力と連係が大事と思えば、頼りすぎていたのかもしれない。これからも怪物退治で生活していくならば、これで腹をくくるのかも。
そう思うと、彼らの物語が動き出したのかもしれない。
{/netabare}
7話まで視聴して~
力をつけたパーティー。次はデュラハン…それはこのすばか
{netabare}
新たな神官のメリーさんをパーティーに加えて再出発したものの、
いまいちメリーさんとなじめない面々。
メリーさんの後ろ暗い過去を知り、はじめて溝を埋める努力もして、ようやく実りつつあります。
着実に実力をつけてきたメンバーは、いよいよ日課だったゴブリン狩りを卒業しようというところまできましたが、それはメリーさんにとっては、悪夢のトラウマの原因となったイベントに立ち向かう時でもあります。
メリーさん、どうするんだろう?
ちなみに、、、
驚くくらいランタがパーティーのスパイスとして役立っている!!
これが一番びっくりしてうれしいことでした(笑)
そして、確実におもしろくなってきてます!
ただ、まだ心臓鷲づかみされるくらい胸が締め付けられるシーンもないし、感動したシーンもないし、大笑いしたシーンもないし、、、それでもおもしろいのがグリムガルのすごいところ?
{/netabare}
10話まで視聴して~
ランタ追い出しにかかる?!
{netabare}
メリーさん悪夢イベント突入。
好き勝手暴れるランタに苦々しく思い、我慢の限界ぽいハルヒロ。
パーティーからの追い出しかかってる?
でもなぁ・・・
個人的には、前衛モグゾーと離脱しながらアタックかけるランタで
バランスとれてると思うんだけど…。
どちらかというと弓の特性いかしていないユメが働いてないイメージ。
このままだとモグゾー任せの忍者集団の集まりになりそうな~。
てか、なんでこのパーティーは会話しないんですかね。
みんなの問題。
生死かかってるはずなのに誰か頼みの個人会談で
問題解決してくれと思っている限り、またマナトの悲劇を
繰り返すだけではと~。
メリーさんのトラウマイベントもわかってるのに知らんぷりとは
冷たいメンバーじゃないですか~。
これではランタを追い出したところでなんの問題も解決しないはず。
ともあれハルヒロは女子ウケの良いほうに流され過ぎかな。
モグゾーがもう少し意見いってくれるといいのだけど、
無言キャラで仏像ですからね。どうもー!! しか言わない。
一番の問題はハルヒロの妙に生ぬるい正義感と自己主張。
ゴブリンの屋敷は奇襲をかけて襲うのにコボルトの寝込みはダメとか。
後で挟み撃ちにあったら最悪じゃない? 生死かかってるんでしょ?
何度も自分たちの方がよそ者で~といった迫害者、加害者視点の
セリフを吐くけど、それに徹することができないなら
いつか致命傷になるのではとも。
実際、認識の甘さがマナトを死に追いやったわけだし。
とりまランタも頑固だけどハルヒロもかなりの頑固者。
それがリーダーだから厄介です。
マナトはそのあたりオブラート包んで、相手の意見聞きながら
そうだねって同調しつつ意見調整してたけど、ハルヒロは…。
このじわじわくる自己主張、勝手な憶測だけで納得したフリして
押し付けてくる包囲網思考は自分は苦手な人かもしれない。
{/netabare}
<見終えて一言>
ランタぁ! 男みせたなぁ~
てか、最後の最後でチートですか・・・どうなんだろう?
{netabare}
この冬、楽しみにしていたアニメの3本が僕街、このすば、そしてグリムガル。
グリムガルのメンバーはマナト亡き後、ハルヒロを中心によくやりましたよね。
急成長をとげたともいえる。
ただ、成長とともにストレスもたまってきて、メンバー内での気持ちのズレが表面化もしてきました。
(ランタのことだけど)
常にチームのやっかいもの扱いだったランタが最後の最後に男をみせて
ハルヒロを救い出したのは胸にきましたね。やるときはやる男だと。
それに、こーいうときの軽口が妙にはまる~。かっこよすぎたぜランタ!
この異世界にやってきた同期からみれば、あぶれものの集まりで、
一番出遅れパーティーなのは変わりはないはずですが、
気持ちまで最底辺パーティーなわけじゃないという気概を感じました。
でも、その出遅れさ加減がよかったのに、最後の鉱山ラスボスにハルヒロがひとりで勝ってしまう
チートぶりはどうなんだろうか・・・。 え? てなりました。
これはグリムガルじゃない!
いくら超精神モードなゾーン突入したとか、アタックラインが見えたとか理由はいいけど、
苦労もせずに幾太刀かうちこんだだけで倒しちゃう?!
なんかがっかりだわ・・・。
これまで見てきた視聴者であれば、あれで命からがら逃げ出して
くれてた方が、よほどグリムガルらしいと思うんですけどね。
個人的にグリムガルが4星にならなかった理由。
それは苦労やリアルさを求めてる割に、それをしっかり表現していなかったこと。
無理矢理に異世界へ連れてこられた面々の中でも落ちこぼれで、ここまで運よく
生き残れたのが不思議なくらいのメンバーの認識で見て楽しんだと思うんですよね。
戦うことを義務付けられた暗黒騎士のランタ以外は戦闘に従事せずに一般職、
街の商人や商店主をやってもかまわかったはずで、たとえばドーモ君なら
飲食店でもやってた方がよかったかもとか思ったことありませんか?
ユメならペットショップとかね。
そんな道もあったということ。
そして、生き死にの世界よりもそちらの方が選びやすかったこと。
考えずにきたなんてこと、そちらの方がありえない。
若干、そんな苦悩を会話するシーンがあったけれど、求めていたグリムガル像からすれば、
そちらをもっとクローズアップしてもよかったんじゃないかなって。
その割に戦うことを選んだにしては、生き残るために考えるべき戦術であるとか
マナトやハルヒロに任せきりのガバガバ設定で、ランタは暴走キャラを印象付けるために
常に迷惑かけてることにしてしまう。
でも、一度考えてみて欲しい。
本当にこの世界で生き死に賭けて戦ってるなら、初めての戦闘でもない限りは
そんな身勝手な行動は=死であることが彼らもわかっているハズなんですよね。
相手が複数いれば囲まれて不利な状況に陥る=死
無謀に突撃をかければ伏兵に出会う=死
無傷ではいられず血を流しながら戦うときにヒーラーがいない=死
つまり、サポートしあうことは生きるために必要なことで、
ランタのような無謀なキャラは作者の創作でしかないってこと。
演出上必要なことであったかもしれないけど、ランタの対比として描かれてきた
チームワークの申し子のようなハルヒロが最後にチートで勝ってしまうのはそれだけに残念でした。
{/netabare}