KazuHiroくん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
神アニメの予感(がしただけ)
今期のアニメはあまり見ていないけれど、このアニメは久しぶりの神アニメかもしれないと感じてしまった。
僕の中で好きな時間軸を逆行する能力を持った主人公がいるだけで、高ポイント。
そして、OPとEDの完成度の高さがアニメを見始めた時と見終わった時の感動を高めてくれる。
絵は、惡の華を書いている押見修造を思い返してしまうようなタッチも好きになってしまったポイントかもしれない。
(漫画版「僕だけがいない街」の絵はまた違うようだが)
29歳の自分が小学生の頃まで逆行するのは夢があるし、そのストーリーに命がかかっているところが緊迫感を持たせてくれる。
そして、終始鬱な展開なストーリーも大好きなのである。
これは漫画も見たくなってしまった。
#01
始まり2分で突如始まる急速なストーリー展開、そして見せてくれる特殊能力。あまりにも弱いけれど強いかっこ良すぎる主人公は見ていて、尊敬できる存在のように感じる。
1話から始まる急速な展開はあまりにもショッキングすぎる。そして次回話に続くリバイバルも先がよめなさ過ぎる展開で完全に飲み込まれてしまう。
#2
リバイバルした理由探しとその未来を変えるために、小学生時代に戻った藤沼 悟(ふじぬま さとる)がガキの時代を生きる。藤沼と視聴者が一心になって小学生の時のキヲクを思い出そうと、その時の状況を理解しようという気持になる回。
#3
雛月 加代(ひなづき かよ)の衝撃的な虐待シーンと柳原 美里(やなぎはら みさと)の伏線の様な何かの回。
頼りになる担任先生の八代 学(やしろ がく)が今一番頼りになると思えてしまう自分がいた。
#4
2人にとって重要な博物館に訪れ、未来を変えるはずがいつの間にか元に戻っていることに気がついてしまう。なんとか未来を変えるために行動を起こす悟なのであった。
助けたい一心で思う限りの方法で加代を助けたけれど、助けたけれど叶ったかどうかがわからないEndingは末恐ろしい。
ボクの小学生時代もこんな可愛い女の子と遊びたかった(不幸な部分を覗いて)。
#5
助けたいためにリバイバルしのにも関わらず、助けられなかった。今までの行為が全て無駄だったということがいかに辛く、悲しすぎる。
失敗した失敗した失敗した失敗したそんな感じか。
#6
現代にジャンプするが、止む無く捕まってしまう。
#7
再度のリバイバルが最後のチャンスであると確信した悟はあらゆる犠牲を覚悟して、大胆な行動に出ることになる。隣学校の廃バスに身を隠すことにした。
#8
母親の支援もあり、なんとか誘拐もうまくいくが、犯人都の接触の危険性を危惧し、最終手段である自宅に加代を招き入れることになる。
加代かわゆ。
#9
進んでいるようでなかなか進まなかった加代への虐待行為に児童相談所、先生、悟の母の協力によりついに加代の母を連行することに成功する。
現実の児童虐待行為への対策もこのレベルで面倒なんだなと考えると、その方針、法律の改善を願うばかりである。
そして、先生の言葉には重みがあると感じてしまうのであった。
#10
先生への信頼が思いもよらぬ展開に一気に砕け散る衝撃的な回。
この時点で単行本とようやく並び、新の未来は誰も知らない状態になる。
#11
ついに八代が悟を屋上につ入れていき、最大の接触を図る回。
おそろ恐ろしい雰囲気を醸しだして次回にすすめるが、ラスト1話でどのように終わらせるかがとても気になる。もしかしたらしょうもない感じで終わらせるのではないかという恐怖感も漂ってきてしまう。
#12
予感は的中した。
いろいろとゴリ押しで、詰め込んで、急いで終わらせた様な感じがする。
特に、屋上から飛び降りて、クッションで助かるという考えが意味不明。
車いすに載っている時点で確実に助かる保証はないし、そのクッションを広げる時間と容姿があるのなら屋上に行くべきだし、予想の付かない展開を表現しようと言う思惑だけが先行して、リアリティが完全に突破割れた瞬間だった。
このアニメはよりリアリティを高く物語が進み、その中での非現実的なリバイバルがいい味を出していた。
最終話の演出全般でこの表現をことごとく潰した。
アニメは残念な結果に終わってしまったが、漫画は良い方向で続けて欲しいと願うばかりである。
漫画家になったという展開も何か理由付けが欲しかった。この程度の内容なら無理に漫画家になれたなんて書かないで欲しい。本当に最後の2話は押し込みすぎ。
続きは漫画でっ!ってことですかね?