coldikaros さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
癖がかなり強い
いわゆる今風の作風ではなく、他の NHKアニメと比べてもそのラインからは大きく離れています。
セリフ回しが特にですね。原作がたまたま手に入ったので拝見したのですが、口調は原作にかなり近くしてますね。元がヨーロッパの児童文学作品なので、少々面倒な感じになってます^^;
内容は、ある森の山賊の娘に生まれた主人公ローニャが敵対する他の山賊のある少年に出会って成長していく話です。
テーマとしているのは、他者との共存とか、自己の確立とか、そういうのが当たると思います。
児童文学な上に、宮崎吾郎さんですから大幅な盛り上がりはありません。
ですが、どことなく幸せを感じる作品ですので、序盤以外は存外つまらないとは思いませんでした。
ただ、序盤の少年とのつながりができるまでの間は、かなり飽きました^^;
あと、音楽も正直自分の好みのものではなく、序盤がつまらないと感じる原因の一つになったと思います。
それと、自分は比較的大丈夫でしたが、3Dアニメに手書き風のタッチを加えた作品ですので、絵としても癖があります。こればっかりは人によっては拒否感を覚えるでしょう。
うーん。なんとも難しい作品ですね。ストーリー展開は全くと言っていいほど癖がなく、逆に作画やセリフ回しはアニメとしてはかなり癖がある。
面白いか面白くないかと言ったら、面白い。
まぁ児童文学っていうのはそういうものなのかもしれませんね^^;