「火垂るの墓(アニメ映画)」

総合得点
80.2
感想・評価
846
棚に入れた
5540
ランキング
468
★★★★☆ 3.8 (846)
物語
4.0
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これは反戦アニメなのか?

僕自身は反戦的内容のものって嫌いなんですよね
いや政治思想的なものが色濃く絡んでくるものは、基本的にあまり好きじゃない
ただ火垂るの墓に関しては、そういう反戦アニメには見えないんですよね

まぁ戦争の悲惨さを訴えた内容だというのは間違いない
それが最も重要なテーマではあるのだろうが・・・
実際これテーマが戦争じゃなくても出来たんですよね
こんなこと言ったら野坂さんに怒られそうだけど(いや呪われる?w)

まぁ例を挙げるなら「だれも知らない」って映画があるんですが
その映画ではネグレクト(育児放棄)された子供達をリアルに描いています
そういう現実の中で必死に生きていく子供達
「火垂るの墓」もそういう系統の内容に見えますね
加えて言うなら「フランダースの犬」もそうです。

「子供をやたら厳しい環境において頑張らせる」というアニメやドラマは昔から結構あるんですねぇ
しかも、その子供を「殺す」ことで人を感動させる。
なぜこのような展開にするかというと、やはり「大人に向けたメッセージ」なのでしょう
力無き子供達に対する大人達の反応は、総じて厳しい内容なんですよねぇ
逆に、これらの物語の主人公を「大人」にしてしまったらどうでしょう?
ただの負け犬・・・・と映りかねません。
まぁ「人間は助け合わないと生きていけない」ってことを
子供使って訴えるにはこういう展開はかなり有効なわけです

ぶっちゃけそういうあざとい展開は、僕は嫌いですがw
総じて心理描写が雑なものが多いですし、死を美化している内容だとなおさら嫌いになる。

ただ「火垂るの墓」は、死をそのまま描いていて、もの凄く現実性があるわけで心情描写も巧い
この手のテーマで、世界中で支持されている珍しいアニメでもある。
それは敗戦国の戦争の裏側を扱ってるからってだけじゃないんですよね
やはり究極のリアリティを追究した、その描写・演出のおかげだと思います

いい加減長く書きすぎたのでこの辺にしとく
駄文すぎるので、あとで修正するかも

投稿 : 2011/12/12
閲覧 : 279

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