esso-neo さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
口伝の落語と口伝ならざるアニメ
見るからに巨費を投じて挑もうという本作
いくらかかってるかは知らん。
これは
まさしく落語の話、師弟の話だ。落語家の日々は赤めだかを読めばそれとなく想像がつく。
で、そこにストーリーが加わる。しかしストーリーだけにこのアニメという土壌でよりにもよって畑違いな落語をやる羽目になる。落語はテキストなんて無いはず。取扱説明書なんて無いのだ。白紙に自らの魚拓をやらねばなら無い。うまいことピチピチ跳ねて見事な墨絵を残すのだが、これをアニメでやれと言われても。
声優陣は意気揚々とやっていよう。しかしアニメーターはどうだ?できるのか?長い時間を受け継いできた彼ら師弟に匹敵するものが描けるのか?落語を描けるのか?
これできたらよつばと!もアニメ化近いんじゃ無いか?
よって与太郎の一席はジャズBGMによって白旗が挙げられる。いや、ガチでやったらアニメで落語できたわとか言われても釈然とはし無いだろうけど。湯浅監督のごとく物理法則をぶっ飛ばすのもアニメだが、沖浦監督のごとく物理法則の上で出てくるアニメもあった。だが技だけだとJJエイブラムスになっちゃうから。
何が人の胸を躍らせるんでしょうねぇ