プリングル さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
快作?怪作?
本作品を見ていない人に、簡潔に紹介できる言葉が私には見つかりません(笑)
この作品を見る時の心構えを間違えれば、
「感動」もでき「退屈」にもなります。
「こういう作品だろう」と決めつけて見るのであれば、頭を真っ白にして、あるがままに受け止める姿勢が『輪るピングドラム』には必要なのだと思います。
そして、そんな怪作に対して、私は理解不足もしくは勉強不足でした。
ただ「物語の表面をなでただけ」に過ぎなかったのです。
得体の知れないとんでもない化け物のようなものが、この作品の中心にいるような気がしてありません。
しかし、「何かありそうだ」とは思えたものの、それが「本物」なのか、もしくは「無意味な見せかけのようなもの」なのか、
私に判別できるような知識がありませんでした。
監督の幾原邦彦氏の過去の作品を見て、
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読んで、ようやく『輪るピングドラム』の奥を覗く扉をノック出来るのでしょう。
関連作品を洗い直して、もう一度見なおしたい作品です。