ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
終わり方がおしゃれ
レベッカという新レギュラーを登場させてはいるが、基本1話完結型の従来ルパンで、途中途中で本筋の回があるという名探偵コナンっぽいスタイル。
これまでの作風にリスペクトを込めてるともとれるし、変わり映えしないともとれる。
それでも、何も気負わずに気軽に観ることができるのは良い点だった。回によってはご都合主義だったり、ツッコミ所のあるものもあるけれど、そんなに大きなはずれもない。
{netabare}
1話でサンバテンペラードが流れたところはとても熱かったし、13話の「ルパン三世の最期」は銭型との対決が観れてもおもしろかった。20話「もう一度、君の歌声」も切ない良い話だった。
本筋に関しては、1クール目ではイタリアの夢を巡ってのニクスやイギリス諜報部といざこざがやや中途半端な感じで終わったようにも思えたが、2クール目でレオナルドダヴィンチを登場させ、その誕生にイタリアの夢が利用されたことがわかり、しっかりと伏線回収されている。また正当な敵の登場に後半から物語も引き締まったように思う。
キャラクターについては、全体的に五右衛門の出番が少なかったのが気になったけど、銭型がかっこよく描かれているところは良かったと思う。
最終回も仲間で共闘する場面が欲しかった気はするけど、あれはあれでかっこいいルパンが見れたので良かったかな。レベッカがあまり好きになれなかった。
ラスト、イタリアの人々の心やレベッカの心をダヴィンチから奪い返したルパンの「心を盗む」という行為がカリオストロの城の終わりにかかってるような気がしておしゃれだなと思った。
あと、OP・EDは雰囲気出てて良かったと思う。石川さゆりさんの歌、素晴らしいですね。
{/netabare}