退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
贅沢な劇伴
音楽アニメとしてよくまとまっていた印象。
ただ、各人物像の掘り下げが浅いのが惜しい。
尺の都合で仕方ないとはいえ、それだけで物語の厚みが変わってしまう。
劇場版よりTV向きだった気もする。
しかし、アシュケナージはやりすぎじゃ…!?
ピアノの音色が明らかに他と違いすぎて。。
(ヤマハが協賛してるけど、スタインウェイにしか聴こえなかった・・・)
演奏はもちろん素晴らしく、阿字野役としては非常に納得できるが、
カイ役としてはキャラクター設定に対して演奏が洗練されすぎていた気がする。
「クラシックの素養がなく自己流だがずば抜けた才能とセンスを感じさせる」
という主人公の異端ぽさと奔放さがもっと欲しかった。
例えば若手のジャズ系ピアニストを採用するとかしても面白かったのでは。
コンクールのシーンとかその他もろもろ既視感があって、
「四月は君の嘘」にそっくり…かと思ったら制作時期的には逆ですね。
TV版でシリーズ化したら「四月~」より広がりがあって面白そう。
声優担当の予備情報なしで観たが、そんなに違和感なかった。
上戸彩さん、いうほどひどくないどころか
声変り前の少年の危なっかしさが出てて良かった。
それよりも神木くんのほうがちょっと不自然で気になったくらい。