蟹チャーハン さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
「圭」の豹変していく人格にどこまでついていけるか
「圭」の豹変していく人格にどこまでついていけるか。
原作者がコミック連載開始から間もなくして降りてしまったことで、そこから話しがガラリ変わってしまいます。それはコミックでも3巻あたりから主人公のクズっぷりが激しくなって評価がわかれるところでもあります。
ただ、原作が月刊誌ということもあって超スローペースに進むので、物忘れの激しい自分あたりは、何か違和感を覚えながらも何年も読み続けてるんですが(笑)
映画でもその変わり目あたりで終わるんで、その後の展開から視聴者の意見も分かれるんだろうと思います。
このクズっぷりというのが、行き当たりばったりな作戦たてて、かなり冷酷な仕打ちを繰り返すの連続で、ちょっとどうなんだろうと思いつつも、伏線回収が気になって読んでるんですが・・・。
基本“追われて逃げる”という逃亡者パターンはスリルある展開の王道みたいなもので、途中、出会う人々とのふれあいでハートフルな味付けをしたりといろいろ変化を加えることができると思うんですが、この作品の場合はちょっと妙な方向に振れるんですよね。
一話目に妹の病院に見舞いに出かけたところ、妙に邪険にされてクズ扱いされてましたが、その理由というか、主人公の本質が見えてきたときが問題になります。ある意味、クズの集まりで終わったギルティクラウンを思い出したかもしれない(笑)
6話まで視聴して~ ※ネタバレ含みます
{netabare} 佐藤登場で物語がいっきに動いて、さらにおもしろくなってきましたね。佐藤の真の企みとは?! に興味がいって、すでに圭は脇役でもいいようなポジションに。
その圭ですが、妹にも“合理的”と評されるくらい冷酷なんですが、無駄に職員を助けようとしたりと、今後も相反する行動をちょいちょいとります。そこが“圭評”の難しいところなんですね。
亜人の自覚が芽生えてサイコパス化したとか、いろんな意見はあるんですが、真相はいまだ謎のままです。みなさんのレビューを拝読しながら、本当の圭の姿を考えてみたいです。
{/netabare}
見終えて~ ここで終わるか! というところでしたw
{netabare}
佐藤の暗躍は続く~。
亜人を研究材料にしていたグラント製薬社襲撃予告からはじまる一連の
佐藤の本当の企みは、日本最強の部隊SATを殲滅して、一般民衆に
亜人の力をみせつけることでした。
その頃、圭はというと…。千葉の郊外に隠れ住んでいたものの、
地元民による通報で居場所が知れてしまい、戸崎をはじめとする警察からの
逃亡激が繰り広げられます。
その際、監禁していた中野を解放、行動をともにすることに。
中野くんは佐藤から逃れて圭を頼ってきたのに、今度は警察からとか、
ひどいめにあってばかりですw
そして1期はここで終わりをむかえます。
続きは公開予定の映画でという感じですね。
アニメが好評なようなら今回同様、補足して2期があるかもしれません。
ちなみに、レビューの最初にも書いた圭の行動の一貫性がなくなってくるのはこの後で、
佐藤から逃れて次に誰を頼るのか?! そして、どんな手で佐藤と向かい合うのか、です。
で、個人的にがっかりしたのが、ラストに佐藤が亜人の反撃プラン第2ウェーブとかいうのを
ぶちあげてましたが、実際は {netabare} 今回の行動で満足したのか、暗殺途中でまさかの飽きちゃった発言しちゃうんですよね {/netabare}
えええ?! て感じ。
第3ウェーブとやらが何なのかはコミックでもわからないんで、まだまだ謎なんですが~
{/netabare}