ノリノリメガネ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
クライムサスペンスから大味なアクション映画へ
本編1期視聴後に観た。2期は未視聴。
よく刑事ドラマなんかがスペシャルや劇場版でそのスケールアップのために海外に舞台を移していくのに良く似た展開。
確かにスケールは大きいのだけど、TVシリーズ本編の重厚なクライムサスペンスから大味なアクション映画になったなという印象。
近代国家の日本からシビュラシステム導入したての発展途上国へ舞台を移し、そこでは民主化のための戦争が日夜行われているという設定。犯罪ではなく戦争。描かれるのは兵器や重火器を使った銃撃戦や格闘アクションであって捜査ではない。シビュラシステムもそれほど活用された場面も少なく、ただのドンパチシーンが多い。傭兵部隊と決着を着けたいのも分かるが、冒頭のゲリラを日本に手引きしたのが誰だったのか、そこは捜査しないのかいとツッコミたい。
が、アクションものとしてみればそこそこ楽しめたと思う。義手義足の傭兵のおっさんかっこいいしね。
ただやっぱり本編終盤からの常守さんの強くたくましすぎる姿には違和感を感じざるを得ない。弱弱しいところを垣間見せるのが常守さんの良さだと思うんだけどなぁ。
あと霜月さん顔に似合わず相当腹立つ後輩だね。