EGA2:50 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
小説家になろう系異世界ファンタジーテンプレをうまく料理したドタバタコメディ
◆ストーリー
ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、
交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。
「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない?
1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」
RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、
なんと生活費の工面だった!(公式)
◆レビュー
第1話{netabare}
・物語/キャラ
ジャンルで言えば異世界召喚モノのファンタジーである。
この辺りで雰囲気が近い近年の作品を挙げれば「アウトブレイク・カンパニー」「ノーゲーム・ノーライフ」「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」が挙げられるが、これらよりもコメディ色が濃く、キャラクターが一番面白いと感じた作品であった。
カズマのゲスさと、彼を小馬鹿にしていたアクアが足元をすくわれるまでの掛け合いはコメディとして見事。異世界に行ってからの展開もツッコミどころが満載で、1話としては非常に引き込まれた。お前ら冒険しろよ!と言いたくなること間違いなし。
設定としては、主人公は最強……というわけではなく、知力が少し高いだけであとは平均レベルの能力。巻き込まれたアクアも女神だけあって能力は高いが知力と運が最低で癒しの能力しか使えない。
今後出てくるであろうキャラもニッチな意味で有能……という感じなので、いろんな意味で凹凸なパーティーがコメディチックに魔王討伐に向かうという方向性になると思われる。
・作画
制作はスタジオディーン。落語心中にいろいろ吸い取られそうな予感がするので、霊剣山同様被害者にならないように祈りたい。
{/netabare}
第2話{netabare}
・総括
幾度も巨大カエルに食べられるアクア。久々にいいヒドインを見た。
そして、1日1回しか爆裂魔法が使えないめぐみんなどパーティの残念っぷりが増している。そして最後に現れた女騎士も……
個性あふれるキャラクターが出てくるので、今後も期待したい作品。{/netabare}
最終話まで{netabare}
・総括
基本的に1~2話完結のオムニバス形式に近いので、基本的にはダレずに最終話まで見ることが出来た。
評価できる点といえば、なろう系異世界転生ファンタジーあるあるネタをすべてコメディのネタとして昇華できたこと。敵味方含めた個性豊かなキャラクターが多いこと。キャストも概ね良かった。
悪い点は作画関係。良いわけではなかったが、作風として味は出てたので許容範囲。
2期も始まるということで、この辺は改善されるのだろうか。
{/netabare}