天地人 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
SFスーパー英雄(?)列伝100
SFスーパー英雄(?)列伝も100回目という事で、国産TVアニメ第1号といっても過言でない、本格的なアニメ作品である鉄腕アトムについて書かせていただきます。
今見ると白黒だし、動きがう~んとなる点も多数ありますが、カメラを動かして見せたり、止め絵やバンクなど色々考えて作られており、逆に製作スタッフの努力の跡が伺え、感心してしまいます。
けど、第34話「ミドロが沼の巻」を観た時の衝撃が凄かったです(汗)
当時、過酷な製作環境だった虫プロスタッフの夏休み確保の為、初めて全面的外注したそうですが、見事に作画がバラバラな結果に(苦笑)
外注先の「スタジオゼロ」ですが、石ノ森章太郎、藤子・F・不二雄、藤子不二雄A、つのだじろう、鈴木伸一(ラーメンの小池さんのモデル)など、まさにドリームチームと言っても過言でないメンバーなんですけど、結果的にそれぞれが担当した絵がホント別々のアトムになってしまったんですね。
まあ、そんな事もあったアトムですが、作画の悪さを補うストーリーも質が高く、この作品がヒットしたのもうなずけます。
最終回、地球を救う為にアトムが太陽にロケットを抱えて突っ込むラストは、当時としては衝撃的でした。
制作費が少なかった問題については、諸説いろいろありますが、結果的にその事で次々と作品が生まれる結果となり、今のアニメブームと繋がったのも確かですね。
あと、ラスト、主演の少年が桂を脱いで挨拶したのにはビックリしました
(それは特撮版の方・・・)
では、ボクと一緒に主題歌、鉄腕アトムの歌を歌いましょう。
ぼ~く~はむて~きだ~♪鉄腕ア~ト~ム~(だから、それは実写版だって)