どらむろ さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作小説の紹介的な5分×5話。荒廃した日本で兵士となった少年少女の青春?
「ファイナルファンタジー」シリーズのシナリオライター・野島一成原作の、5分×全5話ショートアニメ。
近未来、没落した日本を舞台に、兵士として武装蜂起した中学生たちの青春と決戦前夜の物語。
…原作並行視聴が前提であり、アニメ単品ではあまりにも説明不足です。
とりあえず、雰囲気だけでも触れて、興味ある人は原作読んでね!な感じ。
{netabare}『物語』
衰退した2026年の日本、中学生が国防の為に武装するサツバツとした世界観。
よく分からんが何らかの陰謀で外国勢力に日本の国益?が脅かされ、中学生たちは人知れず孤立無援で日本の為に戦っていく…
…みたいなお話?(だと、何となくの理解で)
設定だけみると極めて右寄りな印象ですが、アニメの主眼は武装中学生たちの日常…からの決戦前夜を淡々と描く感じ。
少年少女たちはごく平凡な普通の子供たちであり、普通に悩み、普通に恋をし、普通に夢を持っている…。
あまりに非日常的な中学生の武装蜂起という異常な境遇とのミスマッチ感こそが本作の見所でしょうか。
短編ながら大まかな世界観と雰囲気は伝わってくるのと、普通の少年少女が決戦に向かっていく流れは惹かれました。
ただ、やはり短過ぎる。
何の為に戦わなくちゃならないのか?どうしてこうなった?
ここら辺は多少の説明はあっても良かったような。もやもやする。
…世界観と雰囲気は興味惹かれたのですが、アニメ単品としては不完全でした。
完全に原作への導入と割り切れるか、どうか。これならば、別に数分のPVでも良かったような。
作風は惹かれたので好意的評価。
『作画』
作画は結構綺麗です。
近代兵器の泥臭い戦闘シーン中々良かった。
『声優』
小清水亜美さん、梶裕貴さん、三森すずこさん、東山奈央さんは流石。
他全般的に普通の少年少女らしさ出ていた。
『音楽』
校歌が意味深。特に無し。
『キャラ』
短すぎてキャラ名は覚えられず。
優秀な家族に劣等感を抱く少女ヒカリが比較的印象に残った。
それぞれに葛藤や背景がありそうな少年少女達、しっかり描写されていれば…。
敵の傭兵のお姉さんが強そう。殺せんせーのビッチ先生っぽい。
本編では彼女と武装中学生たちのドラマがあるんですかねぇ。{/netabare}