北山アキ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
活劇にならない中途半端なコメディ
5話で断念
身体機能のエクステンションである超人スーツを着ても、
頭は良くならない。というコメディのようだ。
でも、ノリもキャラも物語も普通以上の見どころは見つからない。
4話まで観て
敵がヒッキー変態ハッカーみたいな設定っていまいち燃えない。
アニメで電子戦の魅力(コードとか、ソースとか、プログラミング?)を
表現するのは無理なんじゃないだろうか?
アニメは肉弾戦のほうが向いていると思う。
いや、それとも単純にキャラの魅力が無いだけか?
今のところ中途半端な印象。
1話見て
勢いで押すタイプで、楽しめた。
でも、設定資料は結構細かくありそう(法打第〇条とか)。
だから、なんか逆に重箱の隅をつつきたくなる。
未来ものとしては公権力のモデルが守旧的だと思う。
特にあの決裁方法。
決裁権者が24時間待機しないと回らないシステムなんてすでに機能不全。
ブロックチェーンなる情報処理技術(よく知らないけど)等、
公権力の形を変え得るものがすでに存在しているのに何も考慮されていない?
通信機器(ハード)が高機能化しただけの、ソフト面では旧態依然の公権力像。
「サイコパス」はバイオ工学による独裁的公権力像を提示した部分がSF的だと思った。
でも、地球環境の激変が無ければ、
情報処理技術による公権力のリフォーム(例えば、オーソリティを介さない相互監視による承認手続きの導入)のほうが先に起こって、
その後にバイオ工学(それと融合した機械工学も含む)が上に乗ってくると思う。
情報処理技術による公権力の縮小(ある種の民主化)が起これば、
「タイバニ」的な私立警察像もあるかも?
もちろん、カオスになるような激変があれば、
何らかの独裁型公権力の方が有効な手段になるし、
資源が尽きればテクノロジーも失われ、
戦国時代と同じ手段で戦争する時代が再び現れるかも。
以上はただの思い付きで、アニメの面白さとは全く関係ない話です。
「サイコパス」や「タイバニ」に見られるような思考実験はこの作品には含まれず、
面倒な話抜きで、単純に活劇として面白いかどうかの作品になるのでは?
というただの予想です。