田中タイキック さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 1.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
CrabというよりScrub(下手、つまらない)だったけども
2013年4月~ テレビ東京・ニコニコ動画にて放送
全12話 原作未読
開始0秒で飛び込んでくる異常なほどカニ連呼のOP。
この作品最初で最後の衝撃。本編は穏やかな空気と背景、
エモーショナルな女子高生の日常を実質3分も無い尺の中で見事に切り取っている。
だからこそOPだけが異質だ。
ビッグバンドジャズの名曲『In the Mood』をサンプリングしたイントロが流れ
あげろ!あげろ!蟹だ!蟹だ!の掛け合いで出迎えてくれるアップナンバー。
テンションを上げろと揚げろを掛けているのかもしれないが蟹は茹でるのが至高だと思う。
映像は世界的ポップアーティストのアンディ・ウォーホルのパロディに
スティーブ・ジョブズの肖像画を配置するという奇天烈さ。
当然、手にはiPhoneではなく蟹を持っている。
何故あいうらという日常系アニメにポップアートと天才実業家と蟹を組み合わせたのか
いくら考察したところで恐らく意味は無い。
OPの終盤に『Think Crabing.』というメッセージが挿入される。
appleがプロモーションの際に掲げるキャッチコピー『Think different.』をもじったものだ。
Think differentには固定概念を無くすとか、発想や見方を変えるという意味が込められている。
また、Crabには蟹の他に粗探し、ひねくれなんて意味もある。
見たものを見たまま感じるだけでは無く、徹底的にひねくれて考えることで
平凡な日常系に潜む小さなエッセンスを呼び起こすことの喜びを提示しているのかもしれない。
なぁ~んてうっそぴょーん
絶対そんな意味ねえだろ。
とりあえず本編は脚だけ見ときゃええねん!!脚!!!