runa21 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
第一部完ってとこかな・・・
前期があんな終わり方をしたせいか、
まだまだ謎が残ったままでありながらも
「今回はある意味きちんと終わった」
と思えたところが不思議だ。
まだまだ謎が残る中で
グレンや、吸血鬼側の動きなど
更に謎は膨らみ、訳が分からない部分の方が多い。
だけど、原作の鏡貴也さんの作品はいつも、
天使とか神的なものが出てきて、
自分の守りたい「セカイ」を救うために、
いろんな立場の人の、いろんな思惑が絡み合い、
かなりスケールのでかい話になっている。
おそらくこの『終わりのセラフ』も
その例に漏れることはないのだと思う。
だからこそ、
ワンクールやそこらでは語りつくすことができない。
なのでもう、あきらめるしかない。
面倒なことは考えてはいけない。
{netabare}
雄一郎とミカは「家族」として育ち、
他の家族の犠牲の元
雄一郎は「人間」のもとに保護され、
ミカは「吸血鬼」のもとに保護されていた。
そこで育った彼らは、
お互いが生きていることを知ったと同時に
お互いの立場が敵同士であることを知ってしまう。
それでも二人は一緒に過ごすことを望み
新しい場所で出会った仲間の協力の元、
「人間」にも「吸血鬼」にも与しない
ちっぽけではあるが、第三のグループを作ることで、
ついに、一緒にいることが叶った。
{/netabare}
こんな感じで、
ミカと雄一郎の物語としては、
ある意味、今回のシリーズで
一区切りついたんじゃないかと思えました。
そういう意味では
前回よりもすっきり終わった。
ただ、まだまだ謎は残っており、
つづきはぜひやってほしいですけどね。