空色の猫 さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
可愛い女の子の可愛らしい話。
学校の目の前にあるアパートで独り暮らしをしながら高校の美術科に通う女の子たちの日常。
毒のない「きれい過ぎる」女子高生を眺めてほのぼのする物語。タイトル通り、眠気を誘われるような温い場面を描いたもの。良く言えば癒される、悪く言えば何の刺激もない作品。
作画は実写を多用し、場面展開の少なさにも関わらず印象的になっている。漫画的に(もともと漫画だそうだけれど)キャラがディフォルメを繰り返すのも良い。
音楽は非常にキャッチーで映像と合わせると映える。単体で聴くと若干お気楽に過ぎるきらいがあるが、これは好みの問題だろう。
天真爛漫な宮子を演じる水橋と、主役なのに常に困惑しているゆの役の阿澄の掛け合いが良い。脇役では明るい問題教師・吉野屋役の松来が目を引く。
原作者である蒼樹も、台詞は短く絡みもないものの、何故か声優として参加しており、声質は特徴的で中々面白い。
『ひだまりラジオ』などでは、ゆの役の阿澄にゆののような蒼樹が弄られるという良く分からない関係を愉しめたりもする。
気楽になりたいとき、眠る前に観る作品。