タック二階堂 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
落語にかけた青年二人の顛末記。
刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が
忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かったのは
寄席だった。
拝み倒して八雲の住み込み弟子になった与太郎だが、
八雲の元では小夏という女性が暮らしていた。
八雲と小夏には他人が容易に触れられない因縁が
あるらしく……。
繊細な人間描写で高い評価を得る雲田はるこ原作による
昭和の落語会を舞台にした噺家の愛おしき素顔と
業を描く期待の一作。
(公式より)
というお話です。
初回は1時間の一挙放送でした。
すごく乱暴な喩え方をするなら「坂道のアポロン」
のような世界観を落語でやっている感じです。
もはや遠くに行ってしまった古き良き昭和の時代、
そこでの落語の世界を丁寧に、しっかりと描く
骨太な硬派な作品という印象を受けました。
今後の展開も気になりますし、音楽も林原めぐみと
椎名林檎という豪華組み合わせで、作品にマッチ
していて良かったです。
現時点では、今期もっとも覇権に近い作品だと
思います。
------------------第2話視聴後、追記です。
八雲の昔語り回。数話にわたって、これが繰り広げ
られるのでしょうね。
若き日の八雲と助六。その技量差を描く回でした。
助六のCVは、名人・山寺宏一。圧巻の落語でした。
ストーリーももちろん言うことありませんが、
こういった声優の技量を観るのも、この作品の
楽しみのひとつです。
いよいよ、来週は真打ち・林原めぐみ登場。
------------------最終話視聴後、感想です。
菊比古と助六、みよ吉の若いころのエピソードで
今期をまるまる使いました。
感想も何も、語るまでもありません。素晴らしい作品
でした(です?)。
そこで終わりなの!? と思ったら
「二期制作決定」の報。次は与太郎と小夏のお話
なんでしょうね。楽しみです。