EGA2:50 さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:今観てる
テンポ、演技、作画の質だけはいいけど……
◆ストーリー
舞台は昭和50年代頃。刑務所を満期出所した元チンピラの与太郎は、1年前に慰問で訪れた落語家の八代目有楽亭八雲演じる「死神」を聞いて感動し、出所後そのまま八雲が出演している寄席に押しかけて弟子入りを申し出る。内弟子をこれまで取っていなかった八雲だが、彼なりの考えで与太郎に付き人として行動を共にすることを許され、家では八雲の養女・小夏と出会う。(wiki)
◆レビュー
第1話{netabare}
・作画、声優
ベテラン勢の声優のキャスティングだけあって、劇中の落語パートの演技の熱演は必見の質であった。作画も昭和の雰囲気を表現できており、申し分ない。
・キャラ
主人公はなんか軽い印象。いいキャラしてるなーと思ったのは八雲師匠くらい。
・音楽
主題歌の林原めぐみ×椎名林檎の曲はかっこいい。
・物語
内容としては、落語をテーマにして、昭和の世界観でテレビ小説+昼ドラを混ぜたような物語。第1話は1時間の長尺だったにも関わらずドラマパートのテンポ自体も悪くはない。
しかし、アニメとして視聴して面白いかと言われれば微妙なレベルである。
原因の一つは尺を裂いた落語パート。声優さんの熱演は見ものではあるものの、落語自体は退屈であり、延々と聞かせられたという印象であった。放送の時間帯が時間帯なので、疲れているタイミングで視聴したら眠くなってしまう。
もう一つはストーリー。トントン拍子すぎて話の盛り上がりがない。与太郎が破門されて、タイトル通り放浪するのかと思ったら、すぐ家に上げられちゃうし……。ちょっと盛り上がったのは、最後の引きとして使われた八雲と助六の過去くらいであり、これ以外に続きが気になる要素はない。
「噺家の愛おしき素顔と業を描く」って謳ってたくらいなので、もっとドロドロしたものを期待してたのだが……
・総括
視聴継続は今後の評判次第で様子見。
{/netabare}
第2話{netabare}
・総括
内容は八雲と助六の過去。どうでもいいが、風呂のシーンといい、見えそうで見えない感じといい、とある層に向けてサービスしてる感じがする。
前回とは違った八雲の未成熟な落語の演技や、助六の演技も素晴らしいと思いつつも、やっぱり落語自体はやっぱり冗長。落語の中身には飽きてしまい、途中から集中して聴けなかった。
あと、ストーリーの進め方は相変わらず淡々としてるので、高品質なダイジェストを眺めている気分であった。ちょっと盛り上がる箇所は八雲が家から捨てられたと再認識する所のみ。{/netabare}
第3話{netabare}
・総括
八雲がモテモテ&助六たちが満州に行って離れ離れ→戦争終結までの話。八雲が女子と付き合う流れは必要なのかこれ……?落語パートが少なくテンポはよかった。このくらいでちょうど良い気が。{/netabare}