四畳半愛好家 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
石田さん・関さん・山寺さん・林原さん…そして小林ゆうさんに拍手!
★視聴終了
一話時点での感想は下に残しておきます。
声優さんの演技が鳥肌ものの作品でした。
石田さん・関智一さん・山寺さん・林原さん…誰もが認めざるを得ないような、ベテランの『実力派声優』たち…。若い声優たちでは、まだまだこの味は出せないと思います。キャスティングが本当に最高でした。
石田さんの噺が下手な時の演技なんかとっても、声優の技量の高さに関係ない私が嬉しくなりました 笑
年を取ってからの演技も最高で…本当にすごい声優です。色っぽ過ぎます!
そして貫禄ある山寺さんの噺…明るくて、楽しい魅力的な噺です。特に好きなのが、12話の人情話。自然と泣けます。この噺が助六最期の噺になってしまいましたが…。
みよ吉演じるのは林原さん。色っぽくて、どこか影がある…林原さんに最も合ったキャラだったと思います。汚くて怖い部分もありますが、そこを含めて愛すべきキャラです。OPで林原さんが歌う「薄ら氷心中」。12話を経て13話で聴いた時には、鳥肌が立ちました。
そして過去編が終わっての13話の関さん演じる与太郎…。助六に噺方も性格も、本当に似ていることに気づかされます。明るいけど、まだまだ噺が完成していない様な噺…。凄い演技力です。
ただただ声優さんの技量に驚かされている自分ですが、一番驚かされたのが「小林ゆう」の演技かも知れません。
先に挙げた4人は、完全に実力派だと知っていましたが、「小林ゆう」は失礼ですが、「色物声優」「面白声優」なイメージが強く、特別演技力が高い印象はありませんでした。しかし、今作で演じる小夏の演技は、幼少期も大人になってからも、非常にレベルが高いです。
13話では、林原さんが乗り移ったかのような色っぽさも感じられました。
小夏…とてもお気に入りのキャラクターです。
小夏と与太郎がどうなるのか…ワクワク。
続きが非常に気になる終わり方でしたし、二期が非常に楽しみな名作でした。
取りあえず声優たちに拍手を送りたくなるような作品でした!!
★一話時点での感想
演技に圧倒された一話でした…
落語の演目を声優がどう演じるのか興味を持っていたのですが、流石に実力者2人…想像以上のクオリティで演じられていて、最初から最後までテレビにくぎ付けになってしまいました…。
石田さんの貫録ある噺と関さんの愛嬌ある噺…しっかり特徴が出せています。
しかし石田さん色っぺえ~ですね
若手声優たちだと、こうはいかなかったと思うので、キャスティングに本当に感謝です。
噺家としての技術は当然生涯かけて付き合う類のものですので、完璧な噺家にはなれませんが、声優を代表する実力者の二人だからこそ、ここまで惹きつけるような噺が出来たんだと思います。
作画も演出も凄く丁寧で、スタッフの力が入ってることが伝わってきました。
林原さんの歌うOPもBGMも、作品に凄く合っていました。
また、落語という文化を日本国内に限らず、世界に発信する機会でもあると思うので、そういった点でも心から応援していきたいと思いました。
自分はある小説の影響でいっとき落語を聴くことにはまっていた時期もありましたが、久しぶりにまたはまってしまいそうです…。
他のキャストに山寺さんと林原さんというこれまた声優界を代表する実力者たちの名前が…今後が楽しみ過ぎますね!