高橋店長 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
参考にならないコメント
たまたま第一話を観たので一応書いておく。
原作は3、4巻ほど読んでつまらなくて読むのは止めた。アニメを鑑賞しながら、ああそういえばそんな話だったなあ、と原作を思い出していたが、二話以降は観ないだろう。まあ私はそもそもサスペンスやミステリーを好まないので月並みな作品ではネガティブな評価しか出来ない。
{netabare}
些末な点だが一つ気になったのは、最終盤で主人公が母親の殺害現場に遭遇するシーンで、都合よく警察がやってきて主人公が錯乱して逃走を図るところ。原作では主人公が犯人を追いかけてなんだかんだでいつの間にか犯人扱いをされているという不可解かつお粗末な筋書きがあったような気がするが、それと比べてもひどい流れだ。子供時代にタイムリープするところで1話を切るのが一番だと考えてアレコレ端折って無理矢理詰め込んだんだろうが、このシーンはオカシイと指摘せざるを得ない。構成・脚本家は無能扱いされても文句は言えないだろう。
他には主人公の声が声優さんじゃないらしく、他者との関係性が乏しくうだつの上がらない29歳云々の主人公という設定とは個人的にはミスマッチに感じられ、何より演技がうまくない。それが他キャラクターの声優然とした声との落差でかなり違和感がある。まあこの点は何話か進めば改善はされるでしょう。
なお私は大人が子供の皮を被って人の生き死にを左右しようと頑張る物語があまり好きではない。さらに言えば、話の中で現実に子供であるという設定の子供がいつの間にか子供でなくなってしまう、子供としては不合理な言動をしてしまう作品は唾棄すべき存在だと考え、その作者も最低レベルの屑作家に認定している。この作品を読むのを止めたのはそれに尽きる。
{/netabare}